手づかみ食べで学ぶ「ひと口量」の感覚!前歯が上下8本期の食事レッスン【歯並びをよくする離乳食・幼児食】


STAGE 3【前歯が上下8本期】ごはんとレシピ
調理のポイント
手づかみ食べがしやすいスティック形状を取り入れます。子どもの手から少しはみ出るくらいの長さにすると食べやすくなります。
この時期のテーマ
前歯でかじり取り、歯茎ですり潰して食べるようになります。手づかみ食べでひと口量を学びます。
食べるときの姿勢

手づかみ食べをしやすいように、少し前傾姿勢になるようにし、テーブルに手が届くようにします。
紹介しているレシピは、どれも手づかみ食べしやすい形状にしているのでぜひトライ!
POINT!
自分で食べ物を持って、かじり取って食べるようになると、詰め込みすぎてしまうこともあるので、見守るようにしましょう。
お豆腐ふわふわ鶏つくね

材料(10個分)
● 絹ごし豆腐・・・80g
● 玉ねぎ・・・1/4 個(50g)
● A―――
・鶏ひき肉・・・100g
・片栗粉・・・大さじ1
・青のり・・・少々
・塩・・・少々
作り方
① 玉ねぎはみじん切りにして耐熱容器に入れてふんわりとラップをかけて電子レンジで1分ほど加熱をする。
② ボウルに絹ごし豆腐を入れて滑らかになるまで潰し、Aと①の玉ねぎを加えて混ぜ合わせる。
③フライパンにつくねが浸る程度の水(分量外約400ml)を入れて中火にかける。沸騰したら②をスプーンなどで10等分にしてフライパンの底に落とすように入れ、円盤状に形を整える。
④ 2分ほどゆでたら裏返し、同様に2分加熱してなかまで火を通す。
!:ゆで汁はスープなどにも使えます。
!:水気を切り、1 つずつ冷凍保存OK。
【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未
【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食』
著:杉原麻美/藤原朋未
お子さんの歯並び、お口の状態、気にしていますか?
昔に比べ、やわらかいものを食べるようになった昨今、お口まわりの筋肉や、飲み込む力が未発達なままとなり、「でこぼこ歯」「出っ歯」「ポカン口」「受け口」などの、お悩みを持つお子さんが増えています。
歯並びや、噛み合わせの悪さが与える影響は多々ありますが、大人になってからもデメリットとなり続けるものばかりです。
「でも、歯並びは遺伝の影響では…?」と思った方にこそ、
手に取っていただきたいのが本書です。
実は0歳児からのミルクの飲み方、哺乳瓶の選び方、
離乳食・幼児食のメニュー、食べ方といったことのすべてが、
お子さんの歯並びにつながっているのです。
お口を育てる視点から、「月齢を目安にするよりも、お口の状態に合わせて進める」「誤嚥を防ぐ細かい切り方ばかりだと歯を使わず、お口の発達が促されない!」といった、離乳食・幼児食の新常識を解説し、一生ものの「きれいな歯並び」をつくる、離乳食・幼児食のフリージング&作りおきレシピをご紹介します。
この記事のCategory
オススメ記事

“ながら食べ”が歯並びを崩す? 家庭で見直したい小学生以降の食事マナー【歯並びをよくする離乳食・幼児食】

しっかり噛んでも飲み込めない? 原因は“食べ物をまとめる力”の不足かも【歯並びをよくする離乳食・幼児食】

【乳歯が生えそろったら】食べる力の総仕上げ!左右バランスよく噛む習慣を育てよう【歯並びをよくする離乳食・幼児食】

噛む力を育てる!歯並びサポートする食材と調理の工夫とは!?【歯並びをよくする離乳食・幼児食】

大人と子どもでは“飲み込み方”が違う。大人も知っておくべき「正しい嚥下」【歯並びをよくする離乳食・幼児食】

増加する子どもの将来のお口リスクに繋がる「ポカンロ」の改善法とは?【歯並びをよくする離乳食・幼児食】

歯並びの完成は何歳頃? 歯がない0歳赤ちゃんでも改善していける歯並びケア【歯並びをよくする離乳食・幼児食】
