成長に合わせて考える!子どもの矯正治療3ステージ【歯並びをよくする離乳食・幼児食】


子どもの矯正治療のステージは3つ
矯正とひとことで言っても、治療を行うタイミングによってステージが分かれます。
STAGE 1 乳歯列の矯正
矯正の準備段階にあたります。歯並びが将来的に悪くなりそうなクセがあれば、やめるように訓練をします。また、虫歯は歯並びに大きく影響するので、予防や早期発見、早期治療を行います。
STAGE 2 第1期治療(小児矯正)
乳歯と永久歯が混合している混合歯列期(だいたい7~12歳あたり)に行う矯正です。あごの骨と歯のバランスを整えるために、あごや骨がまだ動きやすい成長期を利用して行う矯正治療です。
正しいあごの成長を促して、正しい噛み合わせになるように誘導します。指しゃぶり、口呼吸などの歯並びに影響するようなクセの改善も行います。歯並びの土台をつくる治療です。
STAGE 3 第2期治療(本格矯正)
永久歯が生えそろってから行う矯正です。ワイヤー矯正、マウスピース矯正などがあります。歯を適切な位置に配列するように矯正していきます。
ただし、骨の発育、歯並びが仕上がってしまっているため、歯を抜いて矯正をする場合もあります。歯並びを整える治療です。
【出典】『歯並びをよくする離乳食・幼児食』著:杉原麻美/藤原朋未
【書誌情報】
『歯並びをよくする離乳食・幼児食』
著:杉原麻美/藤原朋未
お子さんの歯並び、お口の状態、気にしていますか?
昔に比べ、やわらかいものを食べるようになった昨今、お口まわりの筋肉や、飲み込む力が未発達なままとなり、「でこぼこ歯」「出っ歯」「ポカン口」「受け口」などの、お悩みを持つお子さんが増えています。
歯並びや、噛み合わせの悪さが与える影響は多々ありますが、大人になってからもデメリットとなり続けるものばかりです。
「でも、歯並びは遺伝の影響では…?」と思った方にこそ、
手に取っていただきたいのが本書です。
実は0歳児からのミルクの飲み方、哺乳瓶の選び方、
離乳食・幼児食のメニュー、食べ方といったことのすべてが、
お子さんの歯並びにつながっているのです。
お口を育てる視点から、「月齢を目安にするよりも、お口の状態に合わせて進める」「誤嚥を防ぐ細かい切り方ばかりだと歯を使わず、お口の発達が促されない!」といった、離乳食・幼児食の新常識を解説し、一生ものの「きれいな歯並び」をつくる、離乳食・幼児食のフリージング&作りおきレシピをご紹介します。
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