「自分でできた!」で自己肯定感を育もう!お手伝いをしながら学べることとは!?【ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖】

3章 自分でできた!日常生活の練習
文字を書く、身じたくをする、家事をする……。日常生活で「自分でできた」場面が増えるほど、子どもの自己肯定感も育っていきます。
ごまをする
推奨年齢 2歳半~
手首を動かし、すりばちを押さえる活動は、紙を押さえながら文字を書くことにつながります。すったごまを家族のごはんにかければ、家族のために役立ったという自己肯定感も得ることができます。
この力が伸びる!
ごまを入れて、すってからごはんにかけるという工程から順序性が育ち、自己コントロールにもつながっていきます。
あそぶときのポイント
はじめのうちはごまを散らかしてしまうと思いますが、それでかまいません。うまくできないようなら、手をそえて一緒にやってあげても。
用意するもの
- ・ごま
- ・すり鉢
- ・すりこぎ
ピンセットでうつす
推奨年齢 2歳半~
誰かのために食べものをピンセットで取り分けることで、思いやりの心や協調性、積極性などがどんどん育っていきます。たとえばおやつを食べるときに、「ひとり何個ね」と声がけして取り分けてもらうのもよいでしょう。
用意するもの
- ・豆
- ・小皿 2枚
- ・ピンセット
バナナを切る
推奨年齢 2歳半~
皮をむいたバナナや豆腐などのやわらかいものを切ることで、身体や指先をコントロールする力が育ちます。誰かのために切ってあげるのもよいですね。
用意するもの
- ・バナナ
- ・まな板
- ・ステーキナイフ
【出典】『ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖』監修:北川真理子
【書籍情報】
『ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖』
監修:北川真理子
モンテッソーリ教育は、多くの教具や教材を使用し、子どもが自ら発見し学べる環境を提供する教育方法です。モンテッソーリ園では、異年齢の子ども同士の関わりも重視され、優しさや思いやりが自然に育まれます。しかし、家庭では教具を揃えるのが難しく、環境も十分ではありません。本書では、家庭でできるモンテッソーリ教育の要素を取り入れた知育遊びを紹介。特に指先を鍛える遊びが中心で、これにより将来の鉛筆や箸の使用に役立ちます。子どもが興味を示さない場合は、全身運動を取り入れてから再挑戦するのがおすすめです。本書が子どもの成長と自立をサポートする一助となることを願っています。
この記事のCategory
オススメ記事

物事の順序性を学び集中力を養える「ハートバッグ」の作り方とは!?【ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖】

1歳前の子どもの指先を鍛えるあそび「ポンポンのポットン落とし」の作り方とは!?【ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖】

なめらかに書く力を育てる「毛糸ツリー」の作り方とは!?【ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖】

やりたい気持ちを満たしながら指先を鍛えられる「ひっぱりボード」や「スカーフ出し」の作り方とは!?【ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖】

より細かな作業ができるようになる「ボード縫い」の作り方とは!?【ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖】

モンテッソーリ教育におけるあそびのポイントは!?発達を促す7つの項目とは!?【ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖】

モンテッソーリ教育の基本とは?向き不向きはある?どんな子に育つ?【ゆる〜く楽しく続く!おうちモンテッソーリの知育遊びアイデア帖】
