レース名に馬名が入っている【弥生賞ディープインパクト記念】 そのディープインパクトを生んだ母とは!?

ディープインパクトを生んだ母ウインドインハーヘアを深掘りしてみた!!
いよいよクラシックへ向けての戦いが本格化して来る。
その戦いの始まりを告げるレース【弥生賞ディープインパクト記念】が今週開催される。
ディープインパクトとは馬名で、無敗で3冠馬となり当時最多のGⅠ7勝を挙げ、種牡馬としても11年連続でリーディングサイアーを獲得するなど素晴らしい実績を残した競走馬だ。
その馬名がレース名に入ったのが【弥生賞ディープインパクト記念】である。
これは、JRAでセントライト記念、シンザン記念に続く3例目である。
そこで、今回は偉大な馬ディープインパクトを生んだ母「ウインドインハーヘア」を深堀りしていく!!
ウインドインハーヘアは1991年にアイルランドで誕生、イギリスのジョン・ヒルズ厩舎に所属し、2歳でデビューを飾る。
デビュー戦は2着もその後は順調にキャリアを積み、1995年の4歳時に日本ではあまり考えられないがグリントインハーアイとの仔を受胎したまま、8月のGⅠ「アラルポカル」を勝利してGⅠ馬となる。その後にGⅠを1戦して結果は3着、のちに引退してアイルランドのクールモアスタッドで繁殖牝馬となる。
翌年の1996年にグリントインハーアイとの仔を無事に出産。
3番目の仔・レディブロンドは日本で競走生活を送り、スプリンターズS4着と好走している。※レディブロンドは引退後に繁殖牝馬となり、帝王賞を勝ったゴルトブリッツを生んでいる。
1999年にクールモアスタッドから、日本のノーザンファームに輸入される。
日本での最初の種付け相手がサンデーサイレンスで誕生したのが「ブラックタイド」である。※ブラックタイドは、後に種牡馬となりキタサンブラックを輩出している。
その次もサンデーサイレンスが種付け相手で、翌年に誕生したのが「ディープインパクト」であった。
その後、2012年まで繁殖牝馬として活躍し引退。引退後はノーザンファームで功労馬となる。
2014年には面倒見の良さを買われ、ノーザンホースパークへ母のいない子馬の教育係として移動。
現在34歳(人間で例えるなら95歳くらい)ながらノーザンホースパークで、元気な姿を目にする事が出来る。
偉大な母が生んだ偉大な仔・ディープインパクトに続く馬の誕生となるのか!?
【弥生賞ディープインパクト記念】の発走は、3月9日の中山競馬場11レース、15時45分に発走予定。
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