ポスト菅野智之には高橋優貴/戸郷翔征が控えるが…問題は坂本勇人の跡継ぎ候補

3年ぶりV逸はむしろプラスか!?シン・ジャイアンツ創造プラン
昨オフに超大型補強を展開し、リーグ3連覇へ盤石の陣容を揃えるも、3位に終わった巨人。かつての輝きを取り戻す術はあるの
か!?
ポスト菅野智之は万全も、坂本勇人の跡継ぎは…
優勝、日本一を逃したのだから戦力を補強するのは当たり前の話だが、補強をすればするほどかえってバランスを崩しているように見えた今季の巨人。先述した通り、昨今のFA戦線にチームの根幹を変えるような超大物選手が市場に現れることは稀。ならば、現在の戦力の底上げを図ることが求められる。幸い、現在の巨人の若手は意外にも粒が揃っている。
例えば投手陣。長年エースを務めてきた菅野智之が故障に泣いて6勝にとどまった半面、プロ3年目の戸郷翔征が同期の髙橋に次ぐ9勝を挙げ、先発に定着した。ファームに目を向ければ、トミー・ジョン手術のため育成選手となった2019年ドラフト1位の堀田賢慎が実戦に復帰し、150キロ超えの速球を連発し、来季中に支配下登録されるのはほぼ確実。同じくトミー・ジョン手術明けの山崎伊織も術後の経過は順調でアマチュア時代の実績を考えると先発ローテ入りするだけの地力を秘めるなど、菅野を番手におけるくらいにポテンシャルの高い投手が揃っている。
その中で注目したいのが戸郷の扱い。先発として今季9勝を挙げた期待の若手だが、リーグワーストとなった被本塁打数が影響してかCSではロングリリーフに回されるなど、次期エースとは思えぬ雑な扱いが気になるところ。果たして来季は先発として信頼を得られるだろうか。
野手に目を向けると、2メートルを超える長身を誇る秋広優人の伸びが素晴らしい。高卒ルーキーらしからぬ打撃技術で春季キャンプから注目されて話題になったが、今季は2軍で経験を積み82試合で8本塁打をマークし、未来の主砲候補として着々とステップアップしている。懸念されるのがショートを守るキャプテン・坂本勇人の跡継ぎ慢性的な腰痛を抱えつ、今季開幕時点で33歳となるだけにそろそろ手を付けたいところだが……最有力候補と目されている吉川尚輝はセカンドの守備が板についてきた印象な上、坂本以上の故障癖が気がかりで、かといって他の選手に目を向けてもかつて二岡智弘からレギュラーを奪った当時の坂本のようなイキのいい若手は見当たらない。あまりに高い壁だけに、体力の限界が来るまで坂本をショートに置いておくのもひとつの手段となっているのが現状である。
球界屈指の守備力はいまだ健在で打撃も年々円熟味を増しているが……もしかするとポスト坂本が現れた時こそ、シン・ジャイアンツの本当のスタートかもしれない。
出典:『がっつり! プロ野球(30)』
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