投げるボールは一級品!岩崎優と阪神守護神の座を争う164km右腕!ハビー・ゲラ

プロ入り後に投手転向を果たした異色の164キロ右腕!ハビー・ゲラ
昨季、球団38年ぶりとなる日本一に輝いた阪神タイガース。今季は球団史上初となる連覇に挑むシーズンになりますが、オフに関して言えば目立った戦力の移動はありませんでした。セ・リーグを独走で制したチームですから、大規模な戦力刷新は当然必要なく、若手も多いためFAなどでの流出もナシ。
裏を返せば「今の戦力で十分勝てる」という自信の表れと言えるかもしれません。その中で唯一、「流出」した戦力と言えるのが昨季27試合に登板し、1勝0敗1セーブ8ホールド、防御率1.71をマークしたカイル・ケラー投手(今季から巨人でプレー)。
そこで、阪神がリリーフとしてチームを支えた助っ人右腕の代役として白羽の矢を立てたのが、今季チームでは唯一の新外国人となるハビー・ゲラ投手です。
183センチ、86キロの体格は決して大柄ではなく、外国人投手としてはむしろ“細身”の部類。パナマ出身で2012年夏にボストン・レッドソックスと契約してプロ入りを果たしていますが、実は当時、ゲラ投手のポジションはショートでした。
プロ入り後もマイナーではショートとしてプレーを続け、2016年にはチームのトッププロスペクト(若手長有望株)のランキング2位に格付けされるほどの逸材でしたが、結果的に打者として大成することはなく、2019年にピッチャーへと電撃転向。地肩の強さを買われてのコンバートでしたが、これがハマります。
転向1年目からマイナーで結果を残すと、同年9月には自身初のメジャー昇格。野手として7年間、マイナーでプレーを続けた男が、ピッチャーに転向してすぐにメジャーデビューを飾るというシンデレラストリーを体現しました。
以降は登板数こそ少ないですが毎年メジャーで登板。昨季まで通算5年間で61試合(先発2試合)、3勝1敗、防御率6.43、63イニングを投げて45の三振を奪っています。
数字を見てもわかるようにメジャーでは決して成功したワケではありません。特にコントロールには課題が残っており、メジャー通算の与四球率(9イニングあたり何個四球を出すか)は6.14。日本での活躍もコントロールの改善がカギを握りそうです。
その一方で、投げるボール自体は一級品。ストレートの最速は101.9マイル(約164キロ)。昨季マイナーでも平均98マイル(約157キロ)をマークしており、マイナー通算の奪三振率(9イニングあたり何個三振を奪うか)は10.69と投球イニング数を大きく上回っています。
また、来日初ブルペンでは事前に岡田彰布監督から「宿題」として課されていたクイックモーションも披露するなど勉強熱心さも好感触。ストレートのスピード&強さだけで言えばチーム内でもトップレベルなのは間違いなく、上手くハマればセットアッパー、クローザー候補に名乗りを挙げてくれそうです。
昨季、阪神のリリーフ防御率は12球団トップの2.39。クローザー・岩崎優を筆頭に頭数は十分揃っています。その一方で、ゲラ投手のような「右のパワーピッチャー」はやや手薄なのも事実。連覇を目指すチームの中で不足しがちなポジションに収まることができれば、来日1年目での飛躍も期待できるでしょう。
ちなみに、背番号「00」を背負うピッチャーは球団史上初。過去には亀山努選手、秀太選手、昨季までは山本泰寛選手らが背負い「野手のイメージ」が強いですが、ぜひ日本で活躍してそのイメージを払しょくしてほしいものです。
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