長い目で見れば株価指数は上昇傾向にある!長期・積立・分散で安定運用を【眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話】

長い目で見れば株価指数は上昇傾向にある

「長期」「積立」「分散」が資産形成の基本型

投資を行う場合、なるべく高いリターンを期待しつつ、リスクは避けたいと誰もが考えます。それを実現するのは、「長期」「積立」「分散」という資産形成の基本スタイル。投資に必ず存在するリスクを0にすることはできなくても、極力抑えるセオリーとなります。

長期の積立投資が有効なのは、前項でも述べました。同額で積み立てれば、自然と値下がり時に多く買って値上がり時に買い控えることが可能。そのうえ、市場で激しい変動が起こった場合、期間が短いと大きい損失につながる恐れがある一方、長期間なら変動リスクの影響も小さくなります。

実際、時間をかければ株価は上昇しているため、じっくり構えて長期運用が正解です。左ページにあるアメリカのNYダウ(主要株価指数であるダウ工業株30種平均)の推移を見ると、リーマンショックやコロナショックなどの紆余曲折で急落しても、その後に持ち直して数値は右肩上がりに成長しているのがわかります。また、国内市場でも2020年に配当を含めた場合の日経平均株価で、バブル当時の最高値を超えています。

なお、投資のリスク回避を語る場合にポイントともいえる分散投資については、58ページで詳細に後述します。

長期・積立・分散で安定運用を!

長期・積立・分散で安定運用を!

日経平均株価の場合は?

東証プライム主要225銘柄の平均株価である「日経平均株価」では、2024年2月にバブル期の1989年につけた最高値を超えた。

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』著:伊藤亮太

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話』
著:伊藤亮太

2024年1月、日本の少額投資非課税制度「NISA」が新しくなり、簡単に使えるように改善されました。この変更により、投資を始める人が急増し、NISA口座はすでに170万口座が開設されています。しかし、「投資はリスクがある」と感じ、利用に慎重な人も多いです。「眠れなくなるほど面白い 図解 新NISAの話」では、新NISAの基本的な仕組みや利用方法、資産運用の重要ポイントについて、初心者にも分かりやすく解説しています。新NISAを始めることで資産運用に役立つ情報を提供し、読者の将来のための手助けを目指しており、新NISAに興味を持っている方に読んでいただきたいおすすめの一冊です。

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