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血管が老化する2大要因が高血圧とドロドロ血液である理由とは?【図解 血管・血液の話】

Text:著者:栗原 毅 栗原丈徳

血管が老化する2大要因は高血圧とドロドロ血液【図解 血管・血液の話】

老けた血管は古くなったホース

「血管年齢」という言葉があるように、血管も老化します。では、若々しい血管と老けた血管とでは、何が違うのでしょうか。簡単にいうと、血管を流れる血液の勢いが違います。

心臓から送り出された血液はわずか1分ほどで体内を巡って心臓に戻ってきます。この勢いを保つには心臓だけでなく、動脈の中にある平滑筋(へいかつきん)という筋肉の力が必要。この平滑筋がポンプのような役割を果たし、血液を勢いよく送り出しています。つまり若々しい血管とは、この平滑筋がしなやかで力強く動いている血管のこと。一方、老けた血管は平滑筋が衰えて硬くなり、ポンプ機能が正常に働きません。その結果、血流が悪くなり、十分な酸素や栄養素を全身に届けるのが困難に。老けた血管を古いホースに例えるとわかりやすいでしょう。蛇口から勢いよく水が流れてくると、劣化して弾力がないホースは水圧によってひび割れたり、詰まったりしてしまいます。恐ろしいことに血管にも同じことが起こり得るのです。

血管が老化する2大要因は高血圧とドロドロ血液【図解 血管・血液の話】

一体、何が原因で古いホースのように血管が劣化するのでしょうか。それには2つの大きな要因があります。1つは「高血圧」。血圧が高いと、心臓が鼓動するたびに血管の内側に強い力が加わりダメージを受けます。もう1つは「ドロドロの
血液」。血液が流れにくいため押し出す力が余計に必要となり、平滑筋が疲弊してしまいます。

老けた血管は古くなったホース【図解 血管・血液の話】

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 血管・血液の話』
著者:栗原 毅 栗原丈徳
著者プロフィール
栗原 毅:1951年新潟県生まれ。北里大学医学部卒業。前東京女子医科大学教授、前慶応義塾大学特任教授。現在は栗原クリニック東京・日本橋院長を務める。日本肝臓学会専門医。治療だけでなく予防にも力を入れている。血液サラサラの提唱者のひとり。

累計300万部突破!『眠れなくなるほど面白いシリーズ』の健康最新作!血液と血管が若返る&健康に維持するコツを専門医がしっかり解説!日々の乱れた食生活や運動不足、肥満などをはじめ、さまざまな原因でドロドロになってしまう血液。「なんとなくダルい」「寝ても疲れが取れない」「むくみや冷えにずっと悩んでいる」などを感じている人は、血液の状態が悪くなっている可能性も。そのままの状態にしておくと動脈硬化になり脳卒中や心筋梗塞のリスクを高めたり、血流が悪くなることで認知症などにも影響を及ぼすと言われています。人生100年時代と言われる昨今、大病せずに健康寿命を全うするためには、血液をサラサラに保っておくことが中高年以降は必須です。本書では肝臓専門医で『血液』の専門家でもある著者による、血管と強くして血液をサラサラに保つ簡単な方法をこれだけやっておけば大丈夫、という厳選したメソッドで紹介します。『血液をきれいにする歯磨き』『酢トマトを食べる』など誰でも簡単にできて効果絶大なものばかり。血圧、中性脂肪などが高い方をはじめ、いつまでも病気知らずで若々しくいたい方など、あらゆる人に読んでいただきたい一冊です。

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