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様々な説がある!墓参りの時に墓石に水をかける理由とは?

掃除をするため

墓参りの時はまず本堂にお参りをして、線香をいただき、水桶を借りて家の墓へ向かう。寺院墓地をお参りする場合、おおむねこの手順で各自のお墓に行かれるのではないでしょうか。では、水桶に汲んだ水はどうされていますか。墓石にかけますか。葬送に関する信仰・習俗は地域的な違いが大きいので、似たような行為でも同じ意味とは限りません。墓石に水をかけることも、さまざまな説明がなされています。

比較的よく聞く説が、故人に飲ませてあげるためというものです。死者は喉が渇くもの、ということがかつては広く信じられていたようで、宗派に関わらず枕飾り(遺体のそばに設えられる祭壇)に水は不可欠のものとなっています。末期の水もそうした信仰と関わるものでしょうし、地域によっては四十九日まで故人の着物に水をかけるといったこともなされます。

故人が生前に犯した細々とした罪をすすぐために墓地に立てた卒塔婆〈*〉に水をかけるというところもあります。卒塔婆は墓石が普及する前の墓標ですので、墓石に水をかけるのも同様の意味があるのかもしれません。密教では洒水(灑水)といって水をかけて煩悩やケガレを払う儀礼がありますが、それに倣ったということも考えられます。

しかし、大事なことを忘れてはいけません。前回のお参りから時間が経って、墓石は埃や落ち葉などで汚れているはずです。まず水をかけて埃を落とし、雑巾などできれいに清めてからお参りをすべきなのです。

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公開日:2021.08.12

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