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犬がおびえていたら目線を同じ高さに合わせよう!【イヌの気持ち】

犬がおびえているときはしっぽを後ろ脚の間に巻き込む

五闘いなどに負けて逃走することを「しっぽを巻いて逃げる」といいますが、じつはこの言葉、犬のしぐさから生まれた言葉です。つまり、犬がしっぽを後ろ脚の間に隠しているときは、恐怖や不安でおびえているとき。もっとよく観察してみると、こんなときは体を低くして、背骨も丸めているはずです。

このとき犬は「あなたに刃向かうつもりはないので、これ以上攻撃しないでください」と訴えています。追いつめられているようなものですから、こんな態度を見せたら、それ以上、犬に恐怖感を与えないようにしましょう。

もし犬に近づくなら、ポイントは立ったままではなく、しゃがむなどして低い姿勢になること。目線の高さを犬と同じくらいにすることによって、恐怖感を減らせます。

そして、正面に向かい合わずに横向きか背中を見せて無視してください。声をかけてなだめようとすると逆に恐怖感を増してしまいます。小型犬や臆病な犬など、闘うのが苦手なタイプほど、このしぐさをよく見せます。犬がこんなしぐさを見せると、おもしろがってしつこくちょっかいを出す人がいますが、「窮鼠猫をかむ」という言葉どおり、犬は捨て身の覚悟で反撃してきます。

自分の身を守るための必死の攻撃ですから、加減せず思い切りかみついてきますので、くれぐれも追いつめないこと。

また、後ろ脚の間に巻き込むほどではないが、しっぽをダラリと下げて力なく小さくゆっくり振っているときは、気分があまりすぐれないことを表しています。

うずくまったまま食事を摂らなくなったり、ときおり弱々しい声をあげている場合は、体のどこかに痛みや不快感がある可能性も。できるだけ早く病院へ連れて行ってやりましょう。

出典:『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』監修/藤井聡

【書誌情報】
『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』
監修: 藤井 聡

ペットとして広く愛される愛犬は、今や家族ともいえる存在。本書は、日常の表情やしぐさ、行動のクセなどから知ることのできる「本当の犬の気持ち」をイラストと文章で解説。カリスマ訓練士の実践的なアドバイスが得られ、イヌの関する役立つ豆知識が満載。これであなたも犬と本当の付き合いができるようになる!

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