しっぽを後ろ脚の間に隠す犬はパニック寸前? やってはいけない「なだめ方」と正しい対処法【面白くてよくわかる イヌの気持ち】

【しぐさでわかる犬の気持ち】犬がおびえているときはしっぽを後ろ脚の間に巻き込む

 闘いなどに負けて逃走することを「しっぽを巻いて逃げる」といいますが、じつはこの言葉、犬のしぐさから生まれた言葉です。つまり、犬がしっぽを後ろ脚の間に隠しているときは、恐怖や不安でおびえているとき。もっとよく観察してみると、こんなときは体を低くして、背骨も丸めているはずです。

 このとき犬は「あなたに刃向かうつもりはないので、これ以上攻撃しないでください」と訴えています。追いつめられているようなものですから、こんな態度を見せたら、それ以上、犬に恐怖感を与えないようにしましょう。

 もし犬に近づくなら、ポイントは立ったままではなく、しゃがむなどして低い姿勢になること。目線の高さを犬と同じくらいにすることによって、恐怖感を減らせます。

 そして、正面に向かい合わずに横向きか背中を見せて無視してください。声をかけてなだめようとすると逆に恐怖感を増してしまいます。小型犬や臆病な犬など、闘うのが苦手なタイプほど、このしぐさをよく見せます。犬がこんなしぐさを見せると、おもしろがってしつこくちょっかいを出す人がいますが、「窮鼠猫をかむ」という言葉どおり、犬は捨て身の覚悟で反撃してきます。

 自分の身を守るための必死の攻撃ですから、加減せず思い切りかみついてきますので、くれぐれも追いつめないこと。

 また、後ろ脚の間に巻き込むほどではないが、しっぽをダラリと下げて力なく小さくゆっくり振っているときは、気分があまりすぐれないことを表しています。

 うずくまったまま食事を摂らなくなったり、ときおり弱々しい声をあげている場合は、体のどこかに痛みや不快感がある可能性も。できるだけ早く病院へ連れて行ってやりましょう。

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コラム

犬は人工的な交配によってさまざまな色と形になりましたが、口の上下、ほおの下半分、肩の後方は少し淡い色という共通の特徴を持っています。

これは犬同士がケンカのまねごと(地位の確認)をする場合にかむ目標になっています。

【出典】『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』監修:藤井聡

【書誌情報】
『面白くてよくわかる 決定版 イヌの気持ち』
監修:藤井聡


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