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科学捜査で最も重要な死亡推定時刻!最新技術でどれほど正確に判定できるの?【科学捜査】

体温降下、死斑、死後硬直などで判断

殺人事件の捜査をするうえで重要なのは、死亡時刻です。死亡時刻を割り出すことで、事件が起こった時間がわかるのです。

この死亡時刻を割り出したうえで、目撃情報を収集し、被疑者のアリバイを確認するのです。では、死亡時刻はどのように推定するのでしょうか。

それは「死体現象」という人間が死んでから始まる肉体の変化を検死や司法解剖によって調べ、そこから逆算することで割り出します。

目の角膜は最も乾燥の影響を受けやすく、死亡後、透き通った状態から徐々に不透明に濁ってくるのでその「角膜の混濁度」でも死亡時刻を推定できます。角膜混濁は死後6時間後から始まり、1〜2日後に強く濁ります。

血液の循環が止まることで体の低位部に血液がたまって皮膚が暗紫赤色に変色する「死斑」は、死後30分ほどで出始め、2〜3時間ではっきりと表れ12〜15時間で最高に達します。筋肉が収縮する「死後硬直」は約2時間後から始まります。

常、下顎、項部(首の後面)、体幹部、上肢、下肢の各関節の順で進み、12〜15時間で最高に達し、2日前後で緩解します。時間が経つと死体は融解と腐敗が進んで地上では約1年、土中では3〜4年でほぼ白骨化します。死後経過年数を骨の組織構造で調べることも可能です。

出典:『図解 科学捜査』監修/山崎昭

【書誌情報】
『図解 科学捜査』
監修:山崎昭

科学捜査は驚くほど進化している。血液や指紋・DNA鑑定、顔認証システム等の画像解析やインターネットを駆使した情報分析など、微細な証拠から犯行の立証、犯人逮捕に結びつけている。刑事ドラマや推理小説などで活躍する科学捜査の実体、その最先端の技術、方法など全貌を図解で徹底紹介!微細な証拠も大いに真実を語る、犯罪は絶対に見逃さない。