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「姑息」を「ずるい・卑怯」という意味で使っていませんか?本当の意味とは?

「姑息」とは卑怯という意味ではない

 知人から「あなたは姑息な人ですね」と言われたらどんな気持ちになるでしょうか。ほとんどの人があまり良い気分にはならないと思います。それは「姑息」とは「ずるい・卑怯」という意味と勘違いしているからなのです。

「姑息」の「姑」は「しゅうとめ」と読むますが「しばらく」とも読みます。しばらくの間の「姑く」です。「姑息」の「息」には「いこう(息う)」という読み方はあるように「息をつく」という意味があります。ですから「姑息」とは「しばらくの間、息をつく」、すなわち「一時的な」という意味になるのです。ですから「姑息な手段をとる」は「その場しのぎの手段をとる」という意味であり、「卑怯な手段をとる」という意味ではありません。

医学用語で「姑息的治療」という言葉があります。患者の苦痛の軽減や一時的な症状改善などの目的で行われる治療のことで、けっして「ずるい・卑怯」な治療を指してはいません。ちなみに2010年(平成22年)に文化庁の調査によりますと、なんと約七割の人が「姑息」を「ずるい・卑怯」という意味だと勘違いして理解しているという結果が出ています。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 大人のための日本語と漢字』
監修:山口謠司

「ニッポンとニホン使い分けは?」、「なぜ緑色なのに青信号?」「十二支の本当の意味とは?」、「間違って使うと恥ずかしい敬語は?」日本語と漢字にまつわる、とことん面白くてためになる話。単なるうんちくにとどまらない、使える日本語、生きた日本語から、日本人が覚えておきたいしきたりや文化、マナーまで幅広く紹介。図解でよりイメージができ、面白いほどかんたんに、日本語の興味深い「なぜ」と、正しい日本語の知識が増える1冊!

公開日:2021.07.23

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