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格安航空を利用する際に気を付けたいメリット・デメリット【経済の話】

Text:神樹兵輔

航空チケットを取るときに知っておきたい裏ワザ

近年、航空券は非常に安くなり、LCC(ローコストキャリア)の存在感も増しました。LCCは、徹底したコスト削減で既存の航空会社の半額から3分の1の価格です。航空機材は燃費がよく、収容力が高く中距離向きのエアバス320かボーイング737で統一し、費用のかかる搭乗橋を使わず機体も横付けしません。

機長やCAの給与も抑え、スタッフはマルチタスクで掃除も行います。WEB予約で窓口も縮小しコスト削減を徹底しています。格安航空会社は、ジェットスター、ピーチアビエーション、バニラエア、春秋航空日本(スプリングジャパン)、エアアジア、スクートなどです。ところで、LCCの航空券は安いものの、座席は狭く、預け荷物に料金がかかり、機内飲食や毛布も有料、映画やゲーム用のエンタメ設備もなく、予約の変更やキャンセルが事実上不可能、発着の遅延が多いというデメリットも少なくありません。

そのため、国内線での1〜2時間の移動なら我慢できても、LCCで3時間以上かかる海外に行くのはとても苦痛になるのです。そこで覚えておきたい裏技が、LCCでない既存の航空会社の格安航空券の利用法なのです。

正月やGWは航空券価格が跳ね上がるものの、実は2月、10月、11月の閑散期の予約は激安になっているのです。

たとえば通常、成田〜ローマ間の往復では10万円以上、繁忙期なら15万円以上は当たり前です。しかし、この閑散期を早めに予約すれば、既存の航空会社のチケットでも、5万円以下でゲットできます。

難点は乗り継ぎ待ちに時間がかかる点だけです。工夫すれば成田〜パリの往復航空券でも、9月で5万円、10月で4万円、11月でも3万円程度の激安価格で確保できるのです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 経済の話』
監修:神樹兵輔

日本の社会をとりまく環境は日々変化を続け、日本経済を知ることはイコール「世界や社会の今」を見ることにもなる。行動経済学から、原価のしくみ、生活に密着した経済の疑問や問題点など、いま知っておきたい経済の基本を、身近なテーマとともに図とイラストでわかるやすく解説、読み解く一冊。

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