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国民の財産カット?2024年にお札のデザインが一新される怖い理由とは?【図解 経済とお金の話】

Text:神樹 兵輔

2024年にお札のデザインが一新される理由

2024年に紙幣のデザインが新しくなり、肖像画も、1万円札は渋沢栄一に、5千円札は津田梅子に、千円札は北里柴三郎に変わります。お札は、ほぼ20年毎に変更されていますが、今回は使いやすさに重点を置いたユニバーサルデザイン思想も加わって、額面数字の大型化、高精細透かし模様、指感触の識別マーク、最先端3Dホログラムなどの最新の技術が施されるようです。

ところで、紙幣のデザイン変更は、偽造防止だけが目的でしょうか。2024年の改刷では、膨大な政府債務の大幅削減を行う計画ではないかという恐ろしい予想をする向きさえあるのです。つまり、終戦直後に行われた預金封鎖や財産課税を同時に行うための布石という、うがった見方もあるのです。当時の日本は戦争遂行のために乱発した国債発行額がGDPの204%にも及んでいました。現在の日本政府の借金も、コロナ禍もあってさらに積み上がり、2020年末にGDPの221%(1212兆円)に及んでいます。

米国では、日本の実情を引き合いに、「自前の通貨建てでの借金は、いくらでもお金を刷って返せるから債務不履行にはならない」と主張する「MMT(現代貨幣理論=Modern MonetaryTheory)」 が注目されますが主流派学者は否定的です。国債増発を続ければ、いつか金利が上がり(価格は下落)、通貨の信認を失い、ハイパーインフレを招く恐れは尽きません。

世界銀行も、「海外投資家の保有比率20%超で価格急落の懸念が高まる」と警鐘を鳴らしています。2024年の新札改刷時に預金封鎖を行い、今の1万円札を新8000円と交換して、富裕層への資産課税を行えば、国民の財産カットが容易に行えるのです。

国民の財産カット?2024年にお札のデザインが一新される怖い理由とは?【図解 経済とお金の話】

『図解 経済とお金の話』はこんな人におすすめ!

・お金や経済って日々の生活とどう関係しているの?
・人はなぜ商品を買おうと思うの?
・日々変わる経済を学んでみたい

と感じている方には大変おすすめな本です。

本書は〝経済のことは難しくてよくわからない〟というような人たちに向け、最低限知っておきたい経済の基本を身近なテーマと共に解説、読み解く一冊です。行動経済学から、原価や流通や利益のしくみ、生活に密着した経済の疑問や問題点など、いま知っておきたい経済やお金のことを、図とイラストでわかりやすく解説していきます。

シリーズ累計250万部を突破した「図解シリーズ」の読みやすさ

図解シリーズは、右側に文章、左側に図解で解説という形で構成されているので、本が苦手な人にも理解しやすい内容です。

図解シリーズには、健康・実用だけではなく大人の学びなおしにピッタリな教養のテーマも満載。さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!

気になる中身を少しだけご紹介!多くの日本人は「要介護」でも有料老人ホームに入れない現実とは

「健康寿命」とは、WHOの定義では、平均寿命から疾病、衰弱、認知症などの要支援や要介護が必要な「健康でない状態」の期間を差し引いたものです。日本人の平均寿命は、男性81歳、女性87歳ですが、「健康寿命」は男性71歳、女性74歳です。死ぬまで健康でいられるわけではないのです。2060年には、国民の4割が65歳以上の高齢者です。このころには、医療費も現行の負担率(69歳まで3割、70~74歳2割、75歳以上1割)では賄えず、4~5割負担にもなるでしょう。年金財政も底をつき、満額の上で70歳からの支給も予想されます。将来は今以上に老後資金が必要になるはずです。

2000年から始まった介護保険制度ですが、これも現行の1割負担では維持が困難で負担増になるでしょう。現在、費用が安い公的な介護保険施設の「特別養護老人ホーム」が全国に9700あっても入所待ちが多く入れません。となると民間の「サ高住(サービス付高齢者住宅)」や「有料老人ホーム」が候補ですが、費用は安くないのです。2014年末に、介護職員が3人の高齢者をベランダから投げて殺害した事件で注目された神奈川の施設は、リーズナブルな有料老人ホームとして人気でした。入居一時金はナシ、家賃15万1500円、管理費3万4560円、食費3万5640円の合計22万1700円だったからです。一時金ナシだと普通は月額30万円台からになります。

しかし、夫婦2人の平均年金受給額が22万円程度では、どちらかが要介護になっても、この施設でさえとても入れません。となると、究極の貧困ビジネスで流行の「無届介護施設」に入るよりなく、これなら10万円台からありますが、大部屋・不潔・雑魚寝の劣悪環境で、入所を想像したくもありません。日本は「寝たきり大国」といわれます。病院や施設での過剰医療で無理やり延命させているからです。施設の世話にならないためにも、週1で運動し、発酵食品を多く摂り、禁煙・節酒を心がけ、睡眠を十分とることが大事なのです。

★なぜ日本のお金は「円」と呼ばれるのか?
★日本人の賃金が下がり続けている理由とは
★「ふるさと納税」が天下の愚策な理由とは
★なぜサブスクが急増しているのか

などなど気になるタイトルが目白押し!

「テレワークや巣ごもり需要で経済はどう変わった?」「お金や経済って日々の生活とどう関係しているの?」「人はなぜ、その商品を欲しい、買おうと思うのか?」など、とことん身近な話題をテーマに「経済学」で読み解いていく、楽しく、勉強になる1冊です。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 経済とお金の話』
神樹 兵輔 著

日本社会をとりまく環境は日々変化を続けています。特にここ数年、令和の時代に入って、日本も世界も大きな変化が起こっています。日本の経済を知ることはイコール「世界や社会の今」を知ることにもなります。本書は〝経済のことは難しくてよくわからない〟というような人たちに向け、最低限知っておきたい経済の基本を身近なテーマと共に解説、読み解く一冊です。行動経済学から、原価や流通や利益のしくみ、生活に密着した経済の疑問や問題点など、いま知っておきたい経済やお金のことを、図とイラストでわかるやすく解説していきます。経済のしくみや原理原則を理解しないまま日常生活を過ごしていると損をしてしまうことになってしまいます。賢く今の世の中を生き抜くためには、世の中の動きやそこに潜む経済のメカニズムを理解することは必要不可欠なものです。

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