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ゲームでレアキャラが出たら、もっとお金をかけたくなるのはなぜ?投資を続けて損失を重ねてしまう理由とは【ゼロからわかる知らないと損する行動経済学】

Text:ポーポー・ポロダクション

損失回避性は人を失敗に導くことも

損失回避性は「損をしたくない」という人の防衛心が生む思考傾向・感情です。ところがこの感情を強くもちすぎると、自分の首を絞めてしまうことにもつながります。もっとも一般的なのは企業の新商品開発です。

採算がとれないことが見込まれていても、すでに多くの投資をしていると、投資した金額、使った時間が無駄になると感じ、途中で撤退することができなくなってしまいます。

もっとも合理的な選択は撤退だったとしても、投資を続けて損失を重ねてしまうのです。これを「サンクスコストの過大視」「コンコルド効果(コンコルドの誤り)」といいます。

コンコルド効果の身近な事例

身近なところでは、スマホゲームに課金をして時間をかけてしまった結果、途中で課金をやめられない心理はこのコンコルド効果での影響です。ガチャでレアキャラを引いたりすると余計にやめられません。

また、過去には日本におけるビデオ規格(VHS)と「ベータマックス」の戦いがあります。途中からベータ劣勢の中、シェアの争いは20年にも及びました。また1980年代からの家庭用ゲーム機の販売競争は「ゲーム機戦争」とたとえられるほど、様々な企業が参入・投入を続け、数少ない勝ち組の後ろで、撤退のタイミングを見誤り赤字を生み出す歴史でもありました。

さらには映画や恋愛にもコンコルド効果がみられます。映画をつまらないと思っても、途中で出るのはもったいないと感じ、時間を消費しても最後まで観てしまいますよね。恋愛においては付き合って時間が経つと、別れたいと思っても相手に使ったお金や時間がもったいないと感じてしまい、なかなか別れられないといった経験をした方もいるでしょう。実はこれもコンコルド効果の影響なのです。

「ゼロからわかる 知らない損する 行動経済学」はこんな方にオススメ!

・行動経済学を学んでみたい!
・つまらないと感じた映画でも途中でやめずに見てしまうのはなぜ?
・ビジネスに行動経済学を取り入れてみたい
・行動経済学を学ぶメリットを知りたい

そう感じている方にはぜひ本書『知らないと損する 行動経済学』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『ゼロからわかる 知らないと損する 行動経済学』著/ポーポー・ポロダクション

【書誌情報】
『ゼロからわかる 知らないと損する 行動経済学』
ポーポー・ポロダクション 著

コロナ禍により、さらに注目を集めている行動経済学。消毒液をプッシュするとおもしろい音が出ることで、手指の消毒を促進したり、レジ前に足跡のマークをつけてソーシャルディスタンスを保ったり。行動経済学は難解な経済の話だと思われることもありますが、そんなことはありません。「1980円はなぜか安く感じる」「中古品の買取価格に毎回満足できない」「投票の話を聞くだけで投票率が上がる」など、「つい、○○してしまう」という人の不思議な行動を扱う、身近なテーマです。本書ではお金と心理の話を中心に、そんな行動経済学のおもしろさが伝わる内容となっています。初心者の方はもちろん、行動経済学への理解を深めたいと考える方にもおすすめしたい一冊です。

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