リーダーの役目はチームで結果を出すこと
リーダーの務めとは何でしょうか。それは「結果を出す」ことです。
仕事で結果を出すには、仕事の原則を知らなければなりません。「仕事はチームでやるもの」これが仕事の原則です。したがって仕事の結果とは、すなわちチームの結果ということになります。
チームの結果は、部下の力の発揮の仕方で決まります。部下に十分力を発揮させることができなければ、チームの成果は上がりません。
つまり、リーダーの仕事とは、メンバー個々の持てる力を最大に、かつ全体の力を1つの方向に集中させることにあります。
これがチームワークです。
つまりリーダーとは、チームワークを発揮して、チームに最高の結果を出させる人なのです。
そのために必要なのがリーダーシップであり、リーダーとしてのスキルとマインドだと言うことができます。
しかし、その前に知っておかなければいけないことがあります。それは、そもそもチームとは何かということです。
チームは単なる人の集団ではありません。単なる人の集団のことは、グループと言います。グループとは、いわば人の「群れ」です。
チームとグループは違います。
チームとは、全員が目標を共有して、同じ方向に向かっていることが条件です。
チームワークを機能させるためには、目標の共有と行動の統一を図り、単なるグループをチームに変身させなければなりません。
【出典】『面白いほど役に立つ 図解 人を動かすリーダー力』
著者:新 将命 日本文芸社刊
執筆者プロフィール
新 将命(あたらし まさみ) 株式会社国際ビジネスブレイン代表取締役社長。1936年東京生まれ。早稲田大学卒業。シェル石油、日本コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、フィリップスなどグローバル・エクセレント・カンパニー6社で社長職を3社、副社長職を1社経験。現在、ライザップグループ株式会社など数社のアドバイザーを務める。「伝説の外資トップ」と称され、“実論”にもとづいた独自の経営論・リーダーシップ論には定評がある。
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公開日:2022.07.03