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36億人が衛生的なトイレを使えていない!SDGsの面から考えるトイレの必要性とは!?【親子で学ぶSDGs】

Text:笹谷秀光

トイレがないために命を落とす子どももいる

日本では水洗トイレが普及していますが、世界ではおよそ36億人もの人が衛生的なトイレを使えない生活を送っています。トイレ設備が整っていない理由は、トイレを建てるお金がない、トイレの必要性を感じないなど、国や地域によってさまざまです。

不衛生な環境では、排せつ物に含まれた細菌に触れる機会が多くなり、しばしば病気を引き起こします。とくに免疫力の弱い子供たちは、下痢が致命傷になることもあり、世界では5歳未満の子供が年間に50万人以上も亡くなっているそうです。

トイレの問題は、女性にとってはより深刻です。遠くの公衆トイレへ行く途中に危険な目にあったり、トイレが男女共有のために学校へ行きづらかったりと、トイレすら気軽に使えない女性もいるのです。

安全できれいなトイレを使えることは、本来、すべての人が持つ権利です。トイレの普及、衛生的なトイレの建設は世界的な課題となっており、屋外で用を足す人はここ20年ほどで約半数となりました。インドではトイレの普及を進めており、2000年時点ではトイレを利用できる人の割合が約16%でしたが、2017年には60%となっています。

トイレがない人、きれいなトイレを使えない人がたくさんいる

きれいなトイレを使えない人は世界で約36億人…穴を掘っただけのトイレ、ドアや仕切りのない公共トイレなど、衛生やプライバシーが守られていないトイレもたくさんあります。家にトイレがなく、遠くにある公共トイレを利用している人もいます。

屋外で用を足す人は世界で6億人以上…トイレがないと、道ばたで草むらなどで用を足すしかありません。バケツやビニール袋をトイレがわりにしている人もいます。

「トイレ再開発チャレンジ」をテーマに、自分の財団で途上国のトイレと下水設備の開発をマイクロソフト創業社ビル・ゲイツが始めました。日本の大手企業もプロジェクトに参加しているので、実際にどんな取り組みが行われているかを調べて、世界のことを知るアクションを起こしましょう。

「親子で学ぶSDGs」はこんな方にオススメ!

・日本や世界で起こっていることに興味がある
・SDGs達成に向けた実際の取り組みが知りたい!
・自分自身が未来のためにできることはなにがあるのか?
・世界のトイレも日本と同じくらい安全できれいなのか?

そう感じている方にはぜひ本書『親子で学ぶSDGs』を手に取っていただけたらと思います。

出典:『親子で学ぶSDGs』著/笹谷秀光

【書誌情報】
『親子で学ぶSDGs』
笹谷 秀光 著

今、大注目の大切な話「SDGs」について、わかりやすいテキストとイラストで解説しながら各項目を【3つのキーワード】にまとめました。「エスディージーズってなに?」という基本から、日本と世界の「ヤバイ問題・スゴイ取り組み」まで一気にわかります。

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