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イギリスの重商主義政策からの反抗から勃興したアメリカという超大国の歴史とは?【世界史】

Text:鈴木 旭

信仰の自由、自由な貿易と開拓を求める人々の叫び

一七世紀初めから一八世紀半ばまで百数十年を費やして開拓された北アメリカ東部に成立した十三地区のイギリス植民地は、信仰の自由を求めて移住してきたピューリタン(清教徒)や自由な貿易と開拓による莫大な富の獲得を夢見て海を渡って来た人々のベースキャンプであった。十三植民地の人々はイギリス本国の議会政治に倣って植民地議会を開設。自治的な社会制度を作って秩序を保っていたが、イギリス本国はアメリカ植民地における独自の商工業の発展を認めようとせず、本国の利益を優先したため、度々衝突を繰り返していた。

そして、決戦のときを迎える。一七六五年、イギリス本国が一方的に「印紙法」を布告したので、植民地議会は「代表なくして課税なし」(自分たちの代表者ぬきで決められた税制は無効)と反論。一七七三年にはイギリス本国が無税で茶をアメリカに輸出する特権を東インド会社に与えたので反発。アメリカの輸入商人はボストンに入港した東インド会社の船を焼き討ちにした。

以来、対立は決定的に深まり、一七七五年、レキシントンで武力衝突が勃発するや、植民地側はジョージ・ワシントンを総司令官として独立軍を編成。翌年七月には、トマス・ジェファーソンが起草した『独立宣言』を発表する。

フランス、スペインなどもイギリスとの対抗上、独立軍を支援する側に回ったので、独立軍は優勢を確保。一七八一年、ヨークタウンの戦いに勝利を収め、八三年、イギリスとパリ講和条約を締結し、アメリカ合衆国を建国し、独立する。これによって、ミシシピー川以東のルイジアナを国土とすることが確定したのである。

 

【出典】『眠れなくなるほど面白い 図解 世界史』
著:鈴木 旭 日本文芸社刊

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