「初」のつくしきたり
新しい年のスタートには、さまざまな「初」がつくしきたりがあります。「初詣」や「初日の出」「初夢」「初遊び」などなど。年の始めのしきたりです。
◆初日の出
年が改まった新年最初の朝に昇る太陽が「初日の出」です。「御来光」ともいい、これを拝み新しい年の幸運を祈るしきたりがあります。高い山の山頂で迎える御来光は特別にありがたいものとされています。
◆初夢
新しい年を迎えて初めて見る夢を「初夢」といいます。日付には諸説ありますが、1月2日の夜に見る夢をいうのが一般的です。夢の内容でその年の運勢を占います。「一富士、二鷹、三茄子」を見ると縁起がいいといわれます。
①初夢のしきたり
寝る部屋に富士山など、縁起のいい絵を飾ります
②初夢のしきたり
布団の柄は、魔除け効果があるといわれる吉祥文様の布団がよいといわれています
③初夢のしきたり
七福神の絵を枕の下に置いておくといい夢が見られるとされています
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 日本のしきたり』監修:千葉公慈
【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 日本のしきたり』
千葉公慈 監修
「運気を上げる」をキーワードに、「春」「夏」「秋」「冬」の1年を通して行われる暮らしの中のしきたりと、成長や長寿なと?を祝う「通過儀礼」のしきたり、結婚や葬式なと?にまつわる「冠婚葬祭」のしきたりを解説していきます。また、しきたりの「そもそも」と、古来より受け継がれてきたしきたりの変化、地域色、慶事と弔事のしきたりなど、「しきたり七不思議」的な視点で読者の興味を喚起します。日本人ならぜひとも知っておきたい日本のしきたりを図解でわかりやすくまとめて紹介!
公開日:2021.09.19