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肉中心の食生活に加えたい魚の油以外でオメガ3系の脂肪酸をしっかり摂れる優秀な油とは!?【図解 脂質の話】

Text:守口徹

肉中心の食生活に加えたい1本

「魚よりも肉」という食生活をしていると、必然的に脂質の偏りが出てきます。肉にもタンパク質を摂れるという利点はあるものの、魚を食べないとその分オメガ3系の摂取量が絶対的に足りなくなってしまうのです。厚労省の基準では必須脂肪酸のオメガ3系とオメガ6系を1対2~4くらいで摂るのが理想とされていますが、現代日本人は1対10くらいか、ひどい場合は1対50くらいの割合だともいわれています。いずれにしても、多くの人はオメガ6系にくらべて圧倒的にオメガ3系が足りていないのです。

「では、ほかの食品でオメガ3系を摂ればいいじゃないか」と思われたでしょうか?そう、そんな目的に使えるのがえごま油なのです。えごま油はオメガ3系を豊富に含む数少ない油のひとつで、オメガ6系の油の代わりに使えば手軽に脂質のバランスを直せるのです。

ただし、えごま油に含まれるオメガ3系はα-リノレン酸という脂肪酸で、体内でEPAやDHAに変換されて使われるのは摂取量のうち10~15%くらいといわれます。つまりEPAやDHAを直接摂れる魚油よりは効率が落ちてしまうというわけです。それでもオメガ3系を摂れる点で貴重な油であることに変わりはありません。肉料理が中心の人は、オメガ3系の不足分をえごま油で補ってみてください。

シリーズ累計250万部を突破した「図解シリーズ」の読みやすさ

図解シリーズは、文章と分かりやすい図で解説という形で構成されているので、本が苦手な人にも理解しやすい内容です。

肉料理を食べるならなにがいい?『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』

図解シリーズには、健康・実用だけではなく大人の学びなおしにピッタリな教養のテーマも満載。さくっと読めてしまうのに、しっかりとした専門家の知識を身につけることができるのが最大の魅力です!

気になる中身を少しだけご紹介!油料理を食べると「胃もたれ」するのはなぜ?

胃もたれの原因は油だけじゃない!?

10代、20代の頃はいくら脂っこいものを食べても全然平気だったのに、30代を過ぎたあたりから食後のひどい胃もたれや胸焼けで悩まされるように・・・・・・。これではせっかくの楽しい食事も思い出も台無しですよね。なかには油の摂取量に気を付けているにも関わらず、頻繁に胃もたれを起こしてしまう人もいるようです。この原因は何なのでしょうか?胃もたれや胸焼けの原因はズバリ「消化不良」です。本来、食事で食べすぎたものは胃で溶かされ、小腸に送られて消化、吸収されますが、これがうまく機能せず、食べ物が胃に留まり続けると胃もたれが起きるのです。

では、これを避けるにはどうするか。まずは食べ過ぎ、飲み過ぎに注意することです。どんな食事でも満腹になるまで食べたら、胃腸の処理が追いつかなくなるのは当たり前。とくにビュッフェ形式の食事や酒の席ではついつい胃袋の限界まで食べてしまいがちなので、いつもよりゆっくり食べることを意識して、「だいぶお腹が膨れてきたな」と感じたら、そこで箸を置くようにしましょう。この他、加齢や妊娠、ストレスなども消化機能低下の原因といわれています。食事の際に一緒のタンパク質を摂る、なるべく脂質量を減らすなど、胃腸が働きやすい環境を作ることでも胃もたれの予防、軽減が可能です。

胃もたれのメカニズム『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』

★油と脂は何が違うの?
★油をまったく摂らない食生活を続けるとどうなるのか
★揚げ油の使い回しはからだに毒だった!?
★肉の脂身にはメリットがない?

などなど気になるタイトルが目白押し!

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』
監修:守口徹

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 脂質の話』
守口 徹

従来は高カロリーの代表として敬遠されてきた油ですが、最近では糖質制限の普及もあり、良質な油の種類や使い方に注目が集まっています。本書ではそんな脂質の働きから、ダイエットへの活用法まで、すぐに使える実用的な情報を幅広く紹介。「油って摂りすぎるとホントに太る?」「1日に必要な量と摂るべき油の種類って?」「摂らない方が良い油とは?」など、自分や家族の健康のために使える一生モノの知識が満載です!

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