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「看護師=高給」のイメージは夜勤手当のおかげ?需要がどんどん高まっている「看護師」の給料とは?【職業と給料の話】

Text:高田晃一

看護師ってどんな仕事なの?

病院や診療所で医師の診察や治療のアシスタントをする看護師。赤ちゃんからお年寄りまで、さまざまな人たちをケアする役割を担っています。

看護師になるには国家試験に合格し、看護師免許を取得する必要があります。試験を受験するには専門教育を修了しなければならず、中学または高校卒業後に看護大学や看護専門学校に進学するのが一般的なルートです。

合格率は約90%と比較的高く、受験者数は毎年5~6万人で増加傾向にあります。また、看護師よりも下のキャリアとして准看護師という資格もあり、資格取得のハードルが低いことが特徴です。准看護師は看護師のように自らの判断で業務を行えませんが、医師の指示のもと看護師と同じ補助業務を行います。

主な就職先は病院やクリニックで、最近では高齢化に伴い、介護福祉施設に就職する看護師が増えているそうです。給与形態は勤務先によって異なりますが、平均年収は492万円で、平均月収は34万円です。全職種の平均よりやや上回り、女性の平均給与と比べた場合100万円ほど高い水準です。准看護師の平均年収は413万円で平均月収は28万円。看護師よりやや低めの給与です。

また、手当の中では「夜勤手当」を占める割合が高いのが特徴で、月に3.5~5万円を夜勤で稼いでいるという結果が出ています(日本看護協会「2020年病院看護実態調査」より)。夜勤の負担が大きいからこそ高い給与を得られるという実態がうかがえます。「高給取り」というイメージがありますが、仕事の労力を考えると割に合わないという声が多いのが現状です。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』

【書誌情報】
『図解 職業と給料の話』
著者:高田晃一

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