ドラマでもたびたび扱われる市民の治安を守る「警察官」の仕事内容と給料とは?【職業と給料の話】

それなりの給与だが、勤務時間は長く仕事はハード
治安を守るために働く警察官も公務員です。警察官は「警察庁」と「各都道府県警察」で構成されています。警察庁と警視庁は名前が似ていますが、国の行政機関として各地の警察を指揮しているのが警察庁、東京都の都道府県警察が警視庁という仕組みです。
警察官には下から巡査、巡査長、巡査部長、警部補、警部、警視、警視正、警視長、警視監、警視総監という階級があります。都道府県警察の組織では地域課、生活安全課、刑事課などの部門に分かれ、交番のおまわりさんは地域課の所属。ドラマでよく見る刑事も刑事課の所属となります。
警察官になるためには警察官採用試験に合格しなければなりません。採用は「警察庁」、「都道府県警察」、「皇宮警察」の3つがあります。圧倒的に多いのが都道府県警察の採用で、警察庁と皇宮警察は国家公務員になるコースのため厳しい試験を突破しなければなりません。
警察庁の採用では「国家公務員採用試験」を合格する必要があり、これに合格する必要があります。皇宮警察は警察庁の附属機関で、天皇皇后両陛下を含めた皇族の護衛などを行います。皇宮警察になるには、「皇宮護衛官採用試験」に合格する必要があります。
警察官の給与は所属する組織、学歴、勤続年数、階級などによって変わるため、人によって金額に大きな違いがあります。平均年収は530万円で平均月収は32万円です。この中に様々な手当が含まれ、約30%は手当の金額だと言われています。ボーナスは年2回で、東京都では年間4.65か月分が支給されます。警察官は危険を伴う仕事のため、公務員の中でも給与は高めです。
出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』
【書誌情報】
『図解 職業と給料の話』
著者:高田晃一
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