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危険な仕事は給与にもきちんと反映される?「消防士」の仕事内容と給料とは?【職業と給料の話】

Text:高田晃一

火災から市民の安全を守るファイター

人々の命や財産を守るために活動する消防士。火災現場で火を消す消火活動、病人やけが人を病院に運ぶ救急活動、事故や災害にあった人を助ける救助活動が、その主な仕事内容です。これらの他に、消防設備の検査や防災訓練の指導など、火災を防ぐための防災活動も行っています。

消防士は地方公務員で、各自治体の試験に合格すれば、消防士になることができます。試験は大卒レベルの難易度の専門系とⅠ類、短大卒レベルの難易度のⅡ類、高卒レベルの難易度のⅢ類に分類されていることが多いです。

なお、大卒、短大卒、高卒というのは、あくまで目安のため、高卒でもⅠ類とⅡ類を受けることが可能です。ただし、大卒以上の人はⅢ類を受けられず、法律や建築、電気、化学などの専門知識が必要となる専門系は大卒以上でないと受けられません。

消防士は職業名であるのと同時に階級名でもあります。消防士からスタートして、出世すると消防副士長、消防士長と階級が上がっていくのです。消防士の階級は10あって、一番上は東京消防庁のトップにあたる消防総監です。

消防士の給与は他の地方公務員と同じ程度と考えればいいでしょう。平均年収は622万円で、比較的高めの水準です。給与には出動手当、火災調査手当、救急手当、深夜特殊勤務手当などの手当が含まれるため、平均月収は約40万円です。消防士の年収は低所得ではありませんが、「火事の現場という危険なところに行くのに、他の公務員と同レベルじゃ割に合わない」と思うかもしれません。人助けをしたいという信念を持った人でなければ務まらないと言えるでしょう。

出典:『眠れなくなるほど面白い 図解 職業と給料の話』

【書誌情報】
『図解 職業と給料の話』
著者:高田晃一

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