骨折(足)
骨折の応急手当は共通している。骨折が疑われるところを固定するのが基本で、足は長い副木(添え木)を利用する方法などがある。
【応急手当】
①出血していたら止血する
患部から出血していたら、まずは止血をする。
②患部を固定する道具を用意する
基本的に足は長いものが必要になる。段ボールを重ねて使うなどの工夫をしたい。
③患部を固定する(太もも付近の場合)
太もも付近の骨折は、転倒でも生じることがある。固定する方法はあるが、救急車を呼んだほうがよい。太ももの内側と外側に副木をあて、対称の足を挟むように包帯などで固定。外側の副木は「胸から足関節まで」が目安。なければ2本をつなぎ合わせるなどの工夫を
④患部を固定する(足首の場合)
足首は固定するのが難しいが、包帯や三角布を使うと動きを制限することができる。移動中はできるだけ体重をかけないように歩くこと。
⑤すみやかに病院へ
自分で行う患部の固定はあくまでも応急手当。骨折が疑われる場合は、すみやかに専門医に診てもらうこと。
出典:『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』
【書誌情報】
『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』
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公開日:2022.09.08