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突然の胸の激痛のほかにもある!心筋梗塞へとつながる主な症状とは?【応急手当ハンドブック】

胸痛

心筋梗塞はガンや脳血管疾患とともに三大死因と称される。心筋梗塞の特徴的な症状は突然の激しい胸痛である。胸の痛みの原因としては心臓や肺の障害が考えられる。とくに気をつけたのは心筋梗塞で、一刻も早い対応が必要である。その他には自然気胸などの肺の障害の可能性もあり、肋骨の骨折も胸痛を引き起こす。

【状況を確認する】
急に胸の痛みが生じた場合は心筋梗塞の可能性がある。心筋梗塞の痛みは激しく、「火箸を胸に突き刺されたような激痛」とも表現される。
◆心筋梗塞とは?
心筋梗塞は心臓の筋肉(心筋)に血液を送る冠動脈が関係する。冠動脈が完全にふさがり、心筋に血液が流れなくなった状態を心筋梗塞といい、冠動脈が完全にふさがる前の状態を狭心症という。血液不足の状態が30分以上続くと、心臓壁の一部が壊死し、やがては命を失うことになる。
◆心筋梗塞の症状
主な症状は次の通り(例外的に痛みをともなわないケースもある)。また、狭心症の場合、痛みはやがておさまるが、それが心筋梗塞へとつながる可能性もある。
・胸を押しつぶされるような激しい痛み
・暑くもないのに冷や汗がでる
・胸や腹に感じるむかつき
・めまいや吐き気
・顔面蒼白になる

【激しい頭痛の応急手当】
①安全な場所に運び、救急車を呼ぶ
突然、胸に激しい痛みが生じた場合は、心筋梗塞が疑われる。傷病者を安全な場所に運び、救急車を呼ぶ。
②救急車を呼ぶ
救急車が到着するまでは傷病者がラクな姿勢で安静を保つ。

出典:『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』

【書誌情報】
『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』

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