誤飲
食べ物や飲み物以外の物を飲み込んでしまったら、まずは飲み込んだものの特定を。自分で判断をしないで医療機関に相談をするのが基本。食べ物以外のものを口に入れやすく、状況を言葉で説明できない乳児はとくに注意。気をつけたいのは飲み込んだものが気道をふさぐことと成分によって健康を害すること。誤飲した場合は咳き込むなどの症状があらわれる。
【応急手当】
①状況を確認する
飲み込んだ物によって対応は異なる。まずは落ち着いて何を飲んだかを確認する。
②医療機関に相談する
「吐き出させるべきか」の判断は難しい。すぐに専門医に診てもらうか、医療機関に電話で相談を。場合によっては救急車を呼んだほうがよいこともある。
「家庭で吐かせる」という応急処置は吐物が気管に入ってしまう危険性や受診を遅らせる可能性があり、積極的には勧められていない。意識がなかったり、ケイレンをしていたら、救急車を呼んだほうがよい。
③必要に応じて吐かせる
医療機関に相談をするのが第一選択肢だが、たばこは中毒を起こす可能性があるので、すみやかに吐かせたほうがよい。
出典:『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』
【書誌情報】
『図解 応急手当ハンドブック―アウトドア レスキュー 家庭』
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公開日:2022.09.24