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我が強い人との対話は難しい。お互い不機嫌になることを避け、良好な反応を得られる対話術とは?【ズルい言い換え事典】

Text:齊藤 勇

我が強い人にはひたすら同調せよ【ズルい言い換え事典】

俺様気質な人との対話術

自己主張が強い人とコミュニケーションをとるときほど、対話に苦しむことはない。よかれと思って、自分なりの言葉でアドバイスをしてみたり、踏み込んで話を聞いてみたりすると不機嫌になるようなこともある。

アドバイスされるのも、根掘り葉掘り聞かれるのも嫌だというタイプの人と話すときには、できるだけ同調し、共感することに集中するといい。

「そうだね」とか「わかる!」というような、意見でもなく反論でもないような肯定的言葉には、良好な反応が返ってくるものだ。

シドニー・シュレーガーというニューヨーク州立大学の心理学者は、コミュニケーションによる実験でこのことを証明している。被験者たちをグループ分けして、どんな会話をした人が好印象だったかを聞いたところ、圧倒的に「肯定的に話を聞いてくれた人」だったという。

俺様気質な人との対話術『ズルい言い換え事典』

議論も反論もせず、ひたすら同調

「私って○○だから」とか「僕的には○○なんですよね」と主語を多用して話す人は同調を好む。

実は繊細で傷つきやすいタイプ

反論を嫌うというのは、実は臆病であることの裏返しでもある。意外と落ち込みやすいタイプだったりする。

【出典】『ズルい言い換え事典』
監修:齊藤 勇  日本文芸社刊

執筆者プロフィール
1943年山梨県生まれ。文学博士。対人心理学者。早稲田大学大学院文学研究科博士課程修了。立正大学心理学部名誉教授、大阪経済大学客員教授、日本ビジネス心理学会会長、日本あいづち協会理事長。


「お世辞感を出さずにうまくほめて相手の懐にはいりたいとき」「自分の立ち位置を守るべく、肯定も否定もせずにその場をのりきりたいとき」職場や家族、恋人、友人などの人間関係をなるべくストレスなく過ごすために、自分の求めている返答や行動を相手から引き出したい瞬間は多くあります。そのときにひとこと言い換えるだけで、相手を自在にあやつる言葉の言い回しのコツを紹介します。実際に心理学者たちがおこなった心理学実験や、深層心理をもとにその言い換えをすることでもたらす心理効果を解説。人間の思考のメカニズムも学ぶことができます。思い通りに人を動かしたい人だけでなく、人にマイナスイメージをもたれたり、自分のもつキャラクターを傷つけたりすることを恐れる繊細な人が対人回避術として使用することもできる一冊。

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