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白いカップで飲むコーヒーは苦い?視覚的に強調される!?人が色によって影響される感覚とは?【色と性格の心理学】

Text:ポーポー・ポロダクション

色は人の「感覚」を狂わせる【色と性格の心理学】

白いカップで飲むコーヒーは苦い?

色には人の感覚を狂わせたり、惑わせる効果もあります。たとえば「味覚」も色で変化してしまいます。

コーヒーを飲んだときに感じる味の濃さは、器や容器の色によって変化することがわかっています。海外の大学の実験では、青いカップで飲むと白や透明のカップよりも甘みを感じる一方、白いカップで飲むと苦みを感じやすいことがわかりました。これは白いカップで飲むと、コーヒーの苦みをイメージする茶色が視覚的に強調されるためです。

また白いお皿で苺ケーキを食べると黒いお皿より味を濃く感じたり、ピンクを見ると甘みが強調されるなどの研究結果もあります。

白いカップで飲むコーヒーは苦い?【色と性格の心理学】

色は「重み」や「時間感覚」も支配する

また「重み」の感覚にも影響を与えます。たとえば白い箱よりも赤い箱は約1.7倍、黒い箱にいたっては2倍近く重く感じてしまいます。スーツケースも汚れが目立ちにくくスタイリッシュなのでダークな色を選んでしまいがちですが、荷物が多い人は体感的に軽く感じるホワイト、水色、シルバー、ピンクがおすすめです。

さらに色は「時間感覚」を狂わせることがあります。赤い壁など暖色系の部屋にいると時間の流れがゆっくりに感じます。水色などの寒色系の部屋にいると時間の流れが早く感じます。

そのため、ファストフード店などは顧客の回転率を高めるために、暖色系の内装にしている店舗もあるのです。

【色と性格の心理学】

赤い照明、赤い壁の店内では時間の経過がゆっくりと感じるので、待ち合わせには向かないよ。遅れた場合、相手は長い時間待っていた感覚になっちゃうよ。

【出典】『色と性格の心理学』
著者:ポーポー・ポロダクション 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
遊び心を込めたコンテンツ企画や各種制作物を手がけている。色彩心理と認知心理を専門とし、心理学を活用した商品開発や企業のコンサルタントなどもおこなう。


たった1秒で、人を見抜き、自分を変える!色と性格の心理学を紹介します。
色は性格を映す「鏡」/「緑」が人をお金持ちにする?/相手の嫌がらせを封じるなら「オレンジ」/頼みごとは「ピンク」の服で/「赤」好きは2タイプに分かれる/相手にノーと言わせない「ブラック」・ハロー効果/会議で意見を通すファイブ・「レッド」効果/デートの成功率が上がる洋服の色彩心理秘術など、色彩のもたらす効果とパワーを毎日に活用するコツを解説。
① 対人)持ち物や身に着けているものの色から人の性格を見抜き、人間関係を円滑にする。② 自分)好きな色から自分の性格を分析し、理想の自分に変わる色遣いのコツを身に着ける。という2つのアプローチで、相手にも、自分にも、明日からすぐに使える、実践心理テクニックです。

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