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緑色には人の欲望を満たす働きがある?!見ているだけで人の心と体へ及ぼす影響とは?【色と性格の心理学】

Text:ポーポー・ポロダクション

人の心と体を癒す人気色【色と性格の心理学】

「緑」ってどんな色?

艶のあるものを形容する言葉として緑は比較的昔から使われていましたが、色名としての「緑」は新しく、緑色として認識されるようになったのは最近のことです。昔は緑色の野菜のことを「青物」と呼んでいて、緑は青と区別されずに使われてきました。

また、私たちがよく見る青信号は、よく見てみると「青」ではありません。信号機は「緑」なのです。昭和初期、信号機が最初に登場したとき、新聞は青と緑を明確に区別しなかったため「緑信号」ではなく「青信号」と呼ぶようになったといわれています。

さらに緑は「お金持ちになれる」「資金調達がしやすくなる」色ともいわれています。人の欲望を満たす働きが緑にはあるという説も。

一方、世界では、緑は豊かな自然を表現する色だけでなく「勇気」「希望」、永遠に続く「愛」を表す色としても使われます。

緑は人の心を癒す色です。緑から森や草原など自然の風景を連想し、緑を見ているだけで癒されると感じる人は多いでしょう。

癒される気分になるだけでなく、実際に、体にも優しい機能があります。緑は可視光線の中央部分にあり、緑を感知するのには複数の錐体「すいたい(色を見る器官)」の反応によって見ています(緑錐体を中心に青錐体や赤錐体が加わる)。

そのため、視神経の負担が軽減されて目が疲れにくいのです。逆に赤は赤錐体のみが反応するので、目の負担が大きく、赤ばかり見ていると疲れてしまいます。

昔から、緑の信号を「青信号」、緑の野菜を「青物」という。「緑」が確立したのは最近なんだ。

緑はイメージとして癒されるだけでなく、実際に目の器官にもやさしい。

緑は(複数の錐体で感知しているので)視神経の負担が軽減されて目が疲れにくい。都会に住む人は「緑欲求」が高め。

【出典】『色と性格の心理学』
著者:ポーポー・ポロダクション 日本文芸社刊

執筆者プロフィール
遊び心を込めたコンテンツ企画や各種制作物を手がけている。色彩心理と認知心理を専門とし、心理学を活用した商品開発や企業のコンサルタントなどもおこなう。


たった1秒で、人を見抜き、自分を変える!色と性格の心理学を紹介します。
色は性格を映す「鏡」/「緑」が人をお金持ちにする?/相手の嫌がらせを封じるなら「オレンジ」/頼みごとは「ピンク」の服で/「赤」好きは2タイプに分かれる/相手にノーと言わせない「ブラック」・ハロー効果/会議で意見を通すファイブ・「レッド」効果/デートの成功率が上がる洋服の色彩心理秘術など、色彩のもたらす効果とパワーを毎日に活用するコツを解説。
① 対人)持ち物や身に着けているものの色から人の性格を見抜き、人間関係を円滑にする。② 自分)好きな色から自分の性格を分析し、理想の自分に変わる色遣いのコツを身に着ける。という2つのアプローチで、相手にも、自分にも、明日からすぐに使える、実践心理テクニックです。

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