そもそも「体幹」ってなに?
上半身と下半身を支えるコアの部分
「体幹」とは胸、背中、お腹、腰回りの4つの部位で構成されている胴体のこと。背中を反らしたり、体をねじったりなど背骨や骨盤の向き、角度に影響を与える筋肉が集中しています。体幹を鍛えるというとスポーツ選手のトレーニングを思い浮かべるかもしれませんが、体幹は日常生活の様々な動きにも欠かせないのです。
例えば、足を引き上げる際、まず腰回りの筋肉が動きます。足と連動するように腕を振りますが、このときも腕の筋肉につながる背中の筋肉が最初に使われています。手足だけを鍛えても、体の中心である体幹が強くなければ、各筋肉へうまく力を伝達することができません。
バランスを保つうえでも体幹は重要な役割を担います。電車やバスで急に揺れたとき、体幹が強ければ転ばずに済みます。全ての動作を支えているこそが体幹なのです。
こんな人は危険信号!体幹力チェック
・階段よりエスカレーターを使う
・その場にしゃがみ込めない
・立って靴下をはくときよろける
・長時間立ち続けるのがつらい
・階段を上がると息が上がる
【0個:危険度10%未満】
今は大丈夫そう。でも、今から体幹を鍛えておくと、さらにグッド!
【1~3個:危険度50%以上】
あなたの体幹が衰え始めているかも。今のうちに鍛えよう。
【4~5個:80%以上】
今すぐ体幹を鍛えるべき!本書を見てできるところから挑戦を。
体幹が弱い人の特徴
・重心が偏ったりまっすぐ立てない
・長時間立つことがつらい
・すぐ座りたくなる
・重心がかたよりまっすぐ立てない
・電車の急な揺れに対応できずよろける
【そのほかのトラブル】
・小さな段差につずきやすく転びやすい
・不意の事故など、急な出来事への反応が遅い
【出典】『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』/著:木場克己
【書誌情報】
『プロトレーナーが本気で教える 完全体幹教本』
著:木場克己