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“悪役がじつは善人”パターンは「感謝」の言葉で成功する!効果的な感謝の表現法とは【プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑】

Text:秀島迅

かんしゃ[英:Gratitude]

感謝の意味『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』

感謝の意味

心からありがたいと思う気持ち。 恩恵や利益を受けたことにお礼をいうこと。

感謝の類語

謝意 謝辞 謝恩 謝儀 深謝 奉謝 お礼 ありがたさなど

感謝における体(フィジカル)の反応

自然と涙が流れ出る
目がキラキラと輝く
温かみを含むまなざし
ほほ笑み、明るい表情
上ずった、興奮した声色
お礼の言葉をいう
腰を深く曲げておじぎをする
胸に手を当てる
相手の手をぎゅっと握る
相手の肩や腕に触れる
相手にハグをする
深くうなずく
相手にプレゼントを用意する
喉の奥で言葉が詰まる

感謝における心(メンタル)の反応

胸に何かがこみ上げてくる感覚
心がいっぱいになる
全身の筋肉の緊張がほぐれる
顔や手足がじんわりと温かくなる
痛みを感じなくなる
優しい気持ちになる
自己肯定感が上がる
相手が喜ぶことをしたいと思う
体内に熱い血がめぐる感覚
溢れ出るさまざまな気持ちを抑えようとする
この気持ちをずっと忘れずにいたいと望む
それまでの辛さや苦しさが胸の内からすっと消える
まわりへの信頼や信用が大切だと感じ入る

“悪役がじつは善人”パターンは「感謝」の言葉で成功する

「感謝」は言葉にしなくてもいろいろな形で表せる

「感謝」は言葉にしなくてもいろいろな形で表せる『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』

明らかに好印象を与える行為「感謝」ですが、誤った使い方に陥りがちなので注意しましょう。まず「感謝」の多用はご法度です。主人公のいい人キャラを演出したいがため、誰彼構わず「感謝」してしまうと、ただの“軽い奴〟に成り下がってしまいます。主人公が感謝するのは、仲間が絶体絶命の窮地から救ってくれたときや、ラストでの感動的場面といった“ここぞ〟の一回にとどめます。

また、あからさまに「感謝」の言葉をくどくど述べると、押しつけがましい印象を与えてしまいます。さりげないひと言だけでOKです。そのほうがシャイな雰囲気や本音を押しとどめる奥ゆかしさが演出され、ナチュラルにキャラ印象がアップします。一方で効果的なのは、ライバル的悪役キャラが、ふとしたタイミングで「感謝」するシーン。いい意味で読者の期待を裏切る、“悪役〟がじつは善人、パターンは「感謝」の言葉をいわせるだけで読者をホロリとさせ、成功する場合があります。

出典:『プロの小説家が教えるクリエイターのための語彙力図鑑』秀島迅

『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』はこんな人におすすめ!

・ネット小説に掲載しても読者も好評価もつかない
・新人賞に応募しても必ず一次選考で落ちてしまう
・最初の意気込みに反して最後まで完成できない

と感じている方には大変おすすめな本です。

小説投稿サイトやSNSの普及により、簡単に自分の作品を投稿できるようになりました。そんな中、クリエイターが抱える悩みのひとつに『語彙力』や『言葉選び』があります。プロの小説家や人気があるクリエイターの文章には、適切かつ豊富な語彙を使った、わかりやすく魅力的な描写があり、それがあることで美しい世界観や、登場人物の細やかな感情などを思い通りに表現することができます。逆に語彙が乏しい文章では同じような表現が多くなったり、服装、景色、感情など、説明が難しいものをうまく表現できなかったりと、せっかく面白いストーリーやキャラクターを作っても、魅力的に表現することができません。そんな今よりもさらにクオリティの高い文章を書きたいクリエイターに向けて、本書では現役のプロの小説家による『語彙』とそれを使った表現方法を紹介します。

一般的に物語を書くには3つの“力”が必要

①文章力
②キャラ造成力
③構成力

先の症状を完治させるには、この3つの“力”のうち、入り口となる①文章力が絶対にクリアすべき課題として立ちはだかります。この文章力を左右するのが語彙力なのです。語彙力とは、「いかに多くの言葉を知り、使いこなせるか」という能力。まさに思いついた物語を文章化するうえで必須の素養となります。よくいわれる、リーダビリティは語彙力スコアがいかに高いかで決まります。となれば、その先はもうお分かりですね?語彙力を大幅アップ、増強するために、ぜひ本書を隅々まで活用するしかありません。

特徴的な声の表現『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』

気になる中身を少しだけご紹介!文章表現は語彙力が9割

“ヒトゴコロ”を描き切る

活き活きとしたキャラクターを描くには、読者が感情移入できる“ヒトゴコロ”すなわち人心を登場人物に持たさなければなりません。物語で活躍するあらゆるキャラクターは、現実世界と同じように、その世界観のなかで息づき、生きているからです。主役はもちろん、脇役や悪役たちも喜怒哀楽という感情を相手や事象に抱き、泣いたり、笑ったりして初めて、書き手から生を授かるといっていいでしょう。魅力的で面白い作品――小説でも漫画でも映画でもアニ驚きも――は、キャラクターの気持ちがつねに激しく動きながら、感情が行動を引っ張っていきます。そして行動原理は感情を起点として沸き起こるため、「なぜそうするのか?」という理由を明らかにする必要があります。ここに説得力があれば、読者の感情移入につながるわけです。となれば書き手に求められるのは、感情という“ヒトゴコロ”を描き切る文章力です。言い換えるなら、人物描写のテクニックです。これが難しい。人物描写がうまくなるには、2つの要素が求められます。観察眼と、語彙力です。優れた書き手は、日常でつねに他人を観察し、その行動を起こすに至る感情の変化を読み解く訓練をしているといわれます。“ヒトゴコロ”機微をきちんと把握することは、それくらい物語創作において重要な役割を担うのです。

仮に、感情の変化を読み解く観察眼が鍛えられたとしても、読み手へ伝えるための描写テクニックが拙ければ意味を成しません。しかも感情の動きは、目に見えるものでもなければ、色分けで表せるわけでもなく、あくまで感覚的なニュアンスでしか具象化できません。そこで語彙力が大きく問われます。言葉=語彙というわれるほど、その力は多大です。語彙の集大成がコミュニケーションの根幹を形成し、あらゆる表現を司るからです。たとえば、「怒り」という感情のなかには、激昂するのか、地団駄を踏むのか、イラッとするのか、怒鳴り散らかすのか、じつにさまざまなレベルの「怒り」が存在します。語彙力さえあれば、その「怒りレベル」を正しく伝えられます。こうした差異をシーンに応じて的確に描き切ってこそ、作品に魂を吹き込め、“ヒトゴコロ”を持った活き活きとしたキャラクターを物語で息づかせていくことができます。さらには、キャラクターの感情を読み手の気持ちをシンクロさせて強い共感を呼び起こし、一心同体とすることが可能になるので、登場人物を生かすも殺すも、書き手の語彙力にかかっています。

ヒトゴコロ『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』

感情や個性を表現するだけじゃない!物語の世界に「色」を与える方法とは!?

「ブルー」は日本人に愛される色として安心かつ穏やかな世界観を構築

両極端な意味を持つ「ブルー」はちょっと複雑です。日本人は「ブルー」すなわち「青」関してじつに多彩な表現を用います。下画像の【類語】のように、微妙な色ニュアンスをさまざまな語彙で表します。そして概ね、「ブルー」に対してはポジティブな意味合いが多く見受けられます。

そもそも青系の色は気分を沈着させたり、集中力を高めたりする作用があり、海や空の色に代表されるように大らかで自由な印象を与えます。つまり、「ブルー」は日本人に愛される色として、安心できる穏やかな世界観を構築しています。

一方で、「ブルー」が複雑たる所以は、落ち込んだ気分を表すネガティブワードだからです。『ブルーな気分になった』『気持ちがブルーだ』と、多くの方が日常で口にします。爽やかな「ブルー」の海や空を見て落ち込む人はいないはずなのに、「ブルー」は憂鬱を表す語彙でもあり、どこか油断なりません。

ブルーの説明『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』

★物語にうねりを起こす感情表現
★登場人物を印象づける身体の描写方法
★キャラ立ちさせるには声の表現もポイント
★ディテールを表現する感触の語彙

などなど気になるタイトルが目白押し!

『感情』『身体的特徴』『声』『感触』『情景』『色』など、作品に必要な表現のカテゴリー別に語彙のバリエーションと使い方を解説!『悲しみ』という表現であれば「嗚咽をもらす」「うなだれる」など、主な身体的な反応の語彙を16種類に加えて、「塞ぎ込む」「途方に暮れる」など、メンタルの描写に関する語彙も16種類紹介。辞書として使えるだけでなく、その感情などを文章で書く上で意識すべき大切なことまでしっかり解説します。 さらに、ラストには頭の中のイメージを文章で表現するため、プロの小説家による『語彙力検定』も掲載。イラストや状況を文章で表現する、という練習をすることで、語彙力と表現力が一気に上がります。読むだけで語彙が増え、幅広い表現が可能になるクリエイター必携の一冊です!

『プロの小説家が教える クリエイターのための語彙力図鑑』
著者:秀島迅

プロの小説家が秘密にしたがる『語彙』のテクニック満載!小説家、ラノベ作家、漫画家、シナリオライター、脚本家、SNS投稿などでも使える、“頭の中のイメージを適切に描写する言葉選び”ができるようになる一冊が誕生!小説投稿サイトやSNSの普及により、簡単に自分の作品を投稿できるようになりました。そんな中、クリエイターが抱える悩みのひとつに『語彙力』や『言葉選び』があります。プロの小説家や人気があるクリエイターの文章には、適切かつ豊富な語彙を使った、わかりやすく魅力的な描写があり、それがあることで美しい世界観や、登場人物の細やかな感情などを思い通りに表現することができます。逆に語彙が乏しい文章では同じような表現が多くなったり、服装、景色、感情など、説明が難しいものをうまく表現できなかったりと、せっかく面白いストーリーやキャラクターを作っても、魅力的に表現することができません。そんな今よりもさらにクオリティの高い文章を書きたいクリエイターに向けて、本書では現役のプロの小説家による『語彙』とそれを使った表現方法を紹介します。 『感情』『身体的特徴』『声』『感触』『情景』『色』など、作品に必要な表現のカテゴリー別に語彙のバリエーションと使い方を解説!『悲しみ』という表現であれば「嗚咽をもらす」「うなだれる」など、主な身体的な反応の語彙を16種類に加えて、「塞ぎ込む」「途方に暮れる」など、メンタルの描写に関する語彙も16種類紹介。辞書として使えるだけでなく、その感情などを文章で書く上で意識すべき大切なことまでしっかり解説します。さらに、ラストには頭の中のイメージを文章で表現するため、プロの小説家による『語彙力検定』も掲載。イラストや状況を文章で表現する、という練習をすることで、語彙力と表現力が一気に上がります。読むだけで語彙が増え、幅広い表現が可能になるクリエイター必携の一冊です。

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