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日本独自の家屋、文化、歴史、暮らし、時代に合わせて変化を遂げた「家相」とは?【人生が変わる!住んでイイ家ヤバい家】

日本の家屋、文化、歴史に合わせて発展した「家相・気学」

日本に仏教とともに古代中国風水が伝来し、唐の長安をモデルに、天武天皇・持統天皇は「藤原京」をつくり、時を経て平城京、平安京が生まれます。この頃に活躍していたのが、日本における風水師、皆さんよくご存じの陰陽師です。

陰陽師といえば、映画やアニメで結界を張るシーンが印象に残っている人も多いのではないでしょうか。結界を張るというのは「禍わざわい」が起きないように行う「祭祀」の一種です。今でも、神社や寺院などでは、神聖な場所を区別し、守るために鳥居や柵を設けて結界が張られているので、イメージしやすいでしょう。

陰陽師が都づくりに活躍した時代が長く続いた後に、日本独自の「家相」が生まれました。これが進化して民間へと体系化されたのはおおよそ150年ぐらい前、江戸時代末期から明治時代初期のことです。「家相」は、都づくりに用いられた中国伝来の「風水」とは異なり、畳を使った日本家屋に合わせて発展し、一般の人々が家を建てる上での判断材料として重宝されてきました。日本独自の家屋、文化、歴史、暮らし、さらに時代に合わせて
変化を遂げたのが「家相」というわけです。

「家相・気学」では、家の鑑定には「二十四山方位盤」という独自の方位盤を使います。東西南北を示す四方位をさらに八方位に分け、それぞれに一白水星、二黒土星、三碧木星…といった「九星」を配置。そこに強く結び付く「十二支方位」と、甲きのえや乙きのと、丙ひのえなどの「十干方位」を入れたものです。専門家が使う二十四山方位盤は、一番外側に24個の方位が配置されていますが、普段、皆様が手軽に自分の家の方位を図りたいときは、八方位を見る「家相盤」がおすすめです(25ページ参照)。それ以上の細かい方位盤は、流派や風水思想の違いによって読み取り方が異なるなど、とても複雑。読み取り間違いをする可能性が高いので、専門家に見てもらいましょう。

ちなみに、今日本で出版されている、風水と気学をかけ合わせた専門書のほとんどは、九星術をベースにした気学の創始者、園田真次郎先生が家元です。こちらも、日本独自の変化を遂げた学問の一種です。なかには、日本で発展した家相・気学は、風水ではないという意見もあるようですが、私はそうは思いません。その土地、暮らし、文化に合うように発展を遂げたもの、かつ実際に影響があるものこそ、真に役立つものではないでしょうか。

出典:人生が変わる! 住んでイイ家ヤバい家

【書誌情報】
『人生が変わる! 住んでイイ家ヤバい家』
愛新覚羅ゆうはん 著/大島てる 監修 著

住まいで人生は変わる!家を開運スポットにする指南書! リモートワークが増え、引越しや移住を考える人も増加する今、 「ただ住む」ではなく「より良く住む」ために役立つ一冊です。 家には2つの種類があります。 ひとつは、幸運が舞い込む「住んでイイ家」、 もうひとつは不幸が訪れる「住んだらヤバい家」。 本書は、土地探しや設計段階から住居にたずさわる風水鑑定士であり、 自身も物件マニアである著者が、事故物件体験談も交えながらレクチャー。 古代中国発祥の「風水」と日本独自に作られた「家相」、 そして“快“か”不快“かを扱う「心理学」の三本柱をベースにした 新しいお家開運術で、人生を変える物件選び、部屋作りを楽しみましょう!

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