知能線が向かう方向
●知能線が向かう方向が表す意味
知能線を境に手のひらを上下に分ける見方で、その人の特性を知ることができます。
知能線の上部(指も含む)は「精神的分野」、下部は「物質的分野」です。したがって、知能線が手のひらの上部に向かうほどその人は、物質的分野が広くなるので、現実的な考え方や生き方をするタイプと判断します。反対に知能線の向かう先が下がれば下がるほど精神的分野が広くなり、非現実的な考え方や発想を得意とするタイプ、また、精神世界に興味ある人とも言えます。
【第二火星丘方面に横に向かう】
「理想より現実」のタイプで現実的な考え方が強く、堅実な生き方をする人です。目の前のことを正確にスピーディーに処理する能力に優れているので、何事も信頼して任せられるタイプです。
理数系のタイプで、数学や科学的分野、技術・研究系、経理面などに才能があり、実際にその方面に進学や就職することで能力が開花する人が多いです。性格的には自制心や責任感が強くとてもまじめな人で、やや神経質で頑固な面もありますが、何事もきっちりしている人です。
その潔癖な面が強く出て神経が疲れてしまう傾向もあるので、たまにはリラックスする時間を作ることをおすすめします。綿密な計算を得意とし、数字に強く金銭感覚にも優れているので、堅実なやり方で事業を成功させてしっかりとお金を残せる人でもあります。
【月丘方面に向かう】
「現実性よりも想像性」のタイプです。空想的な発想やアイデアが豊富で想像性や感性が活かせる仕事や環境が合っています。
想像力や創造性、豊かな感性を活かして芸術分野や音楽の世界、作家や芸能界で才能を発揮する人や企画力を活かせる分野やクリエイティブな世界で活躍する人もいます。文系方面が向いています。
また、美への憧れや華やかな世界が好きなロマンチストでもあります。夢や想像力を膨らませたり、自由にあれこれと考えることが必要なタイプなので、一人になれる空間や時間を作ることで、心を落ち着けたり、より一層能力を磨くことができます。ただし、神経質に物事を深く考え過ぎてしまう傾向もあるので、あまり考え過ぎないようにすることも大切です。
こだわりが強い芸術家や職人気質型なので、金銭への執着が薄いタイプです。精神的な分野や神秘的な世界に興味があったり、インスピレーションが働くタイプです。実際に霊感能力が強い人も多いのが特徴で、その方面に進む人もいます。
【手のひらの中間付近に向かう】
手のひらの中間付近に線が向かい二分する形になるので、物質面、精神面のバランスが取れているタイプと言えます。
日本人はこのタイプの人が非常に多いです。理系と文系の両方に才能を発揮できる人なので、バランスの取れた考え方ができ適応範囲の広い人となります。
コミュニケーション能力にも優れ、人をまとめる能力もあり、多くの人と接したり活動の範囲も広いほうが向いています。特定の分野に深い知識や優れた技術を持つスペシャリストよりもあまり分野を特定しない広範囲な知識・技術・経験などを活かしてマネジメントをするようなゼネラリストで成功を収める人が多いのも特徴です。
【先端が小指(水星丘)方面に向かう】
働き者で実務処理能力が高く、商売のセンスがありお金儲けの才能があるタイプです。利益至上主義の面が強く出過ぎると人間関係も損得で判断してしまうところがあるので、その点は注意が必要です。
【水平に伸びて途中から月丘方面に急下降する】
理論的な考え方の人で創造力が豊かなタイプです。しっかりと綿密な計算をしてから行動に移し、動きながらアレンジをしていくので無駄が少なく成功していくタイプです。創造性豊かで芸術的才能があり、芸術家として活躍する人もいます。
【生命線と平行しながら下降する】
空想的な考えや独特な感性の持ち主で現実社会では理解されないことが多く、物事を深刻に考え過ぎて思いつめてしまい、殻に閉じこもってしまう傾向があります。
理解者がいると良いのですが、それが難しい場合は、発想の転換をして、人と違った考え方や捉え方を武器と思い、独自性の高い能力を活かし開発分野や芸術や文学の世界などで才能を開花させるのも良いです。
【書誌情報】
『新版 手相の教科書』
著者: 青木智
手相は占いだと思いますか?手相は占いではなく統計学の一つだと著者の青木智さんはおっしゃいます。手相を見るにはスピリチュアルな力は必要なく、線の見方やその線の解釈という「知識」を身に付けることができれば、誰でも鑑定できるようになります。そして、手相が見られるようになれば「過去の自分に癒し」を、そして「未来の自分にハッピーを」もたらすことができます。手相の見方を覚えて、素晴らしい自分を発見し、自信を持って輝く先の人生を歩みましょう。そして、身の回りにいる大切な人たちに幸せを導きましょう。この本を手に取っていただくことで、きっとあなたにハッピーが訪れるはずです。※本書は2015年8月に(株)アルマット社から発行された『手相の教科書』を再編集し刊行しています。
公開日:2021.04.05
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