身内を紹介する・久しぶりの挨拶
身内を紹介する
言いかえPOINT
自社の担当者や同伴者を紹介する際は、「弊社の」や「当社の」を使うのが基本です。身内を紹介することになるので、たとえ上司であっても「○○さん」「○○部長」といった敬称は不要。家族や親族を紹介する場合も同様です。「お父さんの○○です」などと言うと、常識知らずと思われます。「父の○○です」と言いましょう。
久しぶりの挨拶
言いかえPOINT
ビジネスの場面では「久しぶり」を丁寧に表現した「ご無沙汰」を使います。再会を喜ぶ言葉に「お元気そうで~」と気遣いのひと言を添えれば、その場の雰囲気がさらに和やかになるでしょう。さらに「○○のときはお世話になりました」と具体的な内容を伝えれば、会話も盛り上がること間違いなしです。
言いかえPOINT
「ご苦労さま」は上の立場の人が目下の人に対して使う表現なので、仕事相手と久しぶりに会った際には、「ご苦労さま」ではなく「お疲れさま」を使いましょう。まれに、「疲れてないわ!」と思う人もいるようなので、その場合は、「ご無沙汰しております」などの挨拶にどとめておきましょう。
言いかえPOINT
「大変そうですね」などと言うと、「余計なお世話だ!」と、相手を嫌な気分にさせてしまうことがあります。挨拶では、ネガティブな言葉ではなくポジティブな言葉を使いましょう。活躍ぶりを耳にしているなら「すばらしいご活躍ですね」、目下の人であれば「期待されていますね」なども、オススメの表現です。
【出典】『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』著:山口拓朗
【書誌情報】
『好かれて人間関係がラクになる! 言い方&返し方の技術』
著:山口拓朗
「何か言われてもうまく返せない」、「言葉足らずでイラッとさせてしまう」、「怒らせないように断りたい」…など、会話でのモヤモヤは日々実感する最も身近なストレスといえます。本書は、会話がスムーズにいくようになるうまい言い方や、一目置かれるスマートな返し方を紹介する事典です。
会議がウェブ上で行われるようになっても、メールでのやり取りが増えても、SNSの活用が増えても、コミュニケーションの重要性は変わりません。
新社会人、初めて部下を持つ管理職などのビジネスパーソンはもちろん、人間関係の悩みを持つすべての方に役立つ内容です。
言葉で損や失敗をしないためにも、本書を参考に、ふさわしい言葉のチョイスを積み重ねてみてください!
公開日:2024.12.03