年金型で運用利益分がもらえる
運用次第で増額の可能性もある
先述の通り、一時金で退職金を受け取る方が退職所得控除を受けられるため、得する場合が多いことは事実ですが、年金での受け取りにもメリットはあります。年金受け取りにした場合は会社が退職金を運用してくれるため、運用利益分を上乗せして受け取ることもでき、運用実績次第では一時金受け取りよりも増額される可能性もあります。事前に会社の運用実績を確認しておきましょう。
年金受け取りのメリット
※年金受け取りの場合は雑所得として税金がかかる場合があります。運用率やかかる税金を計算して自分に合う方を選択ましょう。
【出典】『定年後も安心がずっと続くお金のつくり方』著:皿海信之 監修/三浦絵美 監修
【書籍情報】
『定年後も安心がずっと続くお金のつくり方』
著:皿海信之 監修/三浦絵美 監修
老後資金二千万と言われる時代ですが、年金受給開始はどんどん先延ばし。雇用延長が義務付けられたとはいえ大抵の場合収入は激減。「60歳定年前後」の身の処し方、資産の運用方法は、老後を生きる上で重要な決断となります。会社も役所も何も施してはくれません。自力で道を切り拓くしかないのです。行政においても雇用保険、健康保険、年金など、手続きすれば利用できた仕組みをみすみす見逃して結果的に損をしてしまうこともよくあります。知っておきさえすれば手に入れられたアナタの大切な資産なのです。また、定年前後で最大のテーマは「退職金の運用」です。この低金利・インフレ時代に銀行預金として放置しておくのは無策でしかありません。新NISAを始め、不動産運用など、アナタに合った資産運用を考えてみましょう。
老後を安心して生きるための指南書です。
公開日:2024.07.08