2022年9月21日、甲子園にて超人・糸井嘉男の引退試合が行われた。
日本ハム、オリックス、阪神とチームを渡り歩いたスーパースター。
「天然」「本能」「野人」「超人」などとファンからは親しみを込めて呼ばれていた。
侍ジャパンにも選ばれた名選手で2014年には首位打者、2016年には盗塁王のタイトルを獲得、ベストナイン計5回、ゴールデングラブ賞は計7回受賞している。その実績もさることながらファンからの人気が高く、その証拠にオールスターゲームには2009年から2018年まで10年連続で選出されている。
糸井嘉男が伝えたい3つこと
①「超人」とファンから言われるまでに鍛え上げた肉体は持って生まれたものではない。
プロの世界で生きていくためにトレーニングを重ねて作り上げたもの。そのトレーニング方法を後進に伝授したい。いかに筋肉が自分の野球人生を救ってくれたか。そして筋肉を鍛えることは決しアスリートだけに有効なことではなく、多くの大人に当てはまる心身ともに日々の生活を向上させることだということ。
●いまだに語り継がれる最強の超優良助っ人!
今季は前人未踏の記録を更新した村上宗隆フィーバーに沸いたが、36年前にセ・リーグの助っ人外国人で唯一三冠王に輝いたのがランディ・バースである。
②よく「天然キャラだ」と言われていた。
メディアを通じて自分を楽しんでもらえたことは嬉しかったことだが、こと野球自体に関しては誰よりも頭を使って野球に取り組んできたつもりだという自分の野球脳を伝えたい。「本能」に任せてやっていたなんてあるはずがない!日本ハム時代にダルビッシュ有に教わった筋肉の話、憧れの存在だった稲葉篤紀、新庄剛志とのエピソードなども。
③今でも覚えているターニングポイントになった現役時代のプレーなどを振り返る。
ネットなどでまことしやかに噂された「糸井伝説」の真偽のほども本人に直撃!そしてファンの方々へ応援し続けてくれたことへのお礼のメッセージ。
【書誌情報】
『超人ソリューション~筋肉と向き合う哲学:心も豊かになる筋トレの法則』
著者 糸井嘉男
2022年、阪神タイガースに所属していた人気選手・糸井嘉男が引退を発表した。阪神ファンに限らず、前所属チームのオリックスにもファンは多い。その糸井嘉男がファンのみんなに伝えたいメッセージを記した1冊。
公開日:2023.01.29