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巨人など2球団&MLB注目の楠本晴紀擁する神戸国際大附に注目!兵庫地区の甲子園での戦い&夏の展望とは!?【がっつり!甲子園2022】

Text:落合初春

全国49地区 夏の大会データベース
【兵庫】

《2022年 センバツ結果》東洋大姫路 1回戦

●甲子園での戦い&夏の展望
3強が甲子園で結果を残して大混戦!地元・兵庫の強さを取り戻せるか?

甲子園のお膝もとである兵庫県。言わずと知れた強豪校がひしめくエリアだが、実は2010年代は近畿大会で劣勢を強いられており、県勢全体でスランプといってもいい時期だった。その原因は戦力の分散だろう。伝統的に地元選手が多い兵庫だが、強豪校の数が多すぎるため、有望球児がバラけてしまっていたのだ。

しかし、近年は報徳学園、明石商、神戸国際大附がコンスタントに結果を残し、実質的に3強を形成している。2017年春には小園海斗擁する報徳学園がベスト4、2018年夏にもベスト8に入り、2019年には、中森俊介、来田涼斗らを擁する明石商が春夏連続ベスト4入り。昨夏は近年の甲子園でなかなか結果が出せなかった神戸国際大附も3勝を挙げて8強に進出し、強い兵庫が戻りつつある。

さらに今春、久々の甲子園出場を果たした東洋大姫路には、3月まで履正社(大阪)を率いた岡田龍生監督が就任。古豪復活を目指す。

近年は明石商以外の公立勢も体格的に見劣りせず、社、東播磨、須磨翔風、武庫荘総合なども好投手を育成し、虎視眈々と上位を狙う。

今夏は二刀流・榊原七斗やスピード抜群の遊撃手・菅真大らを擁する報徳学園が一歩リードか。神戸国際大附はノーシードになったが、好左腕・楠本晴紀を擁しており、当然ながら夏は上位候補。その他では東洋大姫路、社も視界良好だ。

全国49地区夏の甲子園DATABASE【近畿編】

●有力校ひしめく最強地区
大阪桐蔭の強さが際立つものの、全体的に勢いを伸ばしている近畿勢。昨夏の甲子園決勝は智辯学園と智辯和歌山の「智辯対決」になり、京都国際などの新興校も出てきた。高校野球の本場たるプライドを胸に他地区には絶対に負けられない。

近畿一丸で上位独占へ!活気あふれる近畿野球界

今春のセンバツで春夏通算9度目の全国制覇を果たした大阪桐蔭(大阪)は語るまでもないが、他の近畿勢も独り勝ちを許さない気概がある。

2021年春のセンバツでは初戦で智辯学園(奈良)が大阪桐蔭を退け、夏も2回戦で近江(滋賀)が大阪桐蔭を逆転で下した。同年夏の決勝は智辯和歌山(和歌山)と智辯学園の「智辯対決」になり、智辯和歌山が全国頂点に立ったが、近江、京都国際(京都)も4強に入り、近畿勢で上位を独占した。

この春のセンバツも大阪桐蔭と近江の近畿対決になったほか、金光大阪(大阪)と市和歌山(和歌山)も8強に入った。

近年は5〜6月頃から強豪校同士の平日ナイターの練習試合も数多く組まれており、地区のレベルがどんどん上がっている。強豪校がひしめき合い、なおかつ球場も多い近畿だからこそできる強化方法だろう。

今夏は大阪桐蔭の春夏連覇に期待がかかるが、春季近畿大会決勝では智辯和歌山が秋から続いていた大阪桐蔭の公式戦連勝を阻止。今年も意地と意地がぶつかる。

出典:『がっつり!甲子園2022』

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