根幹距離、非根幹距離とは?
先週は、アメリカのブリーダーズカップで日本馬2頭が、大きな仕事をやってのけた。
ラヴズオンリーユーがブリーダーズカップフィリー&メアターフを、マルシュロレーヌがダートの本場でブリーダーズカップディスタフを勝つという偉業を成し遂げた。
どちらも牝馬と、やはり今は牝馬が熱い!!
そして、今週は日本でも注目の牝馬限定レース「エリザベス女王杯」が開催される。
例年、京都競馬場で施行されていたが、京都競馬場の改修に伴い、阪神競馬場で開催されるようになって2年目。
昨年は、ラッキーライラックが2連覇、ラヴズオンリーユーも2年連続3着と、コースの違いを見せることなく、阪神と京都での傾向は変わらないことが分かった。
しかし、その2頭が今年は出走しないため、上位の顔が変わることは間違いない。
そこで、過去10年のデータから女王の戴冠を得る馬を探してみよう!!
エリザベス女王杯は、距離が2200mと非根幹距離である。(根幹距離は400mで割り切れる距離をいい、割り切れない距離を非根幹距離という)
そのため、経験の少ない3歳馬にとっては、この非根幹距離を経験しているか、いないかが重要となっている。
過去10年3歳馬は40頭出走して、8頭が3着以内に好走したが、その全ての馬が非根幹距離で勝利の経験があるというデータがある。
そうなると、今年の有力馬である秋華賞馬の③アカイトリノムスメは、一度も非根幹距離を勝っていないので消えることになる。
次に前走の距離別だが、1800m組は勝率が5%、2000m組が7%、2200m組が11%と、同距離組が好走している。
そうなると、オールカマー1着の⑨ウインマリリンにとって有利なデータとなる。
また、前走着順だが大きく負けた馬の逆襲はなく、全ての勝ち馬の前走は掲示板内の5着内となっている。
そうなると、前走2200mを走って5着以内となると、①レイパパレ、⑨ウインマリリン、⑩ムジカ、⑪ソフトフルート、⑮ウインキートスの5頭だ。
果たして、この5頭から勝ち馬が現れるのか!?
発走は、11月14日 阪神競馬場 11レース 15時40分予定。
公開日:2021.11.13