バニャイヤとマルケス、2人のチャンピオンライダーを擁するドゥカティの有利は動かない?
2022年、2023年シーズンとドゥカティレッドに身を包み、年間チャンピオンを2年連続で獲得したフランチェスコ・バニャイヤ。イタリア人ライダーがイタリアのメーカーであるドゥカティでタイトルを獲得したこともあり、大いに盛り上がったが、2024年シーズンはドゥカティのサテライトチームに所属したホルヘ・マルティンと最終戦までチャンピオンを争ったが、10ポイント差で敗れ年間チャンピオン獲得はならなかった。
そのマルティンがドゥカティワークスに昇格し、バニャイヤと同じチームになるかとも思われたが、その座におさまったのはケガから復帰し、電撃的にホンダから離脱したマルク・マルケスであった。20225年シーズン、フランチェスコ・バニャイヤとマルク・マルケス、2人のチャンピオンを抱え、タイトル争いは視界良好と思われるドゥカティであるが、チームメイト同士の激しい争いが1年を通じて行われることになるだろう。
かつてマルク・マルケスとしのぎを削った、レジェンドライダーのバレンティーノ・ロッシが設立した「VR46アカデミー」出身者として経験を積み、2018年のロードレース世界選手権Moto2クラス、2022年、2023年のMotoGPクラスチャンピオンに輝いたフランチェスコ・バニャイヤ。師のライバルであったマルケスとチームメイトになるが、バニャイヤは紳士としてふるまい、学ぶべきことは学び、協力すべき点は協力しあうことを宣言している。この二人の関係がシーズンが進むにつれ、どう変化していくかも楽しみな点である。
はたしてどちらかがチャンピオンになるのか、はたまたアプリリアに移籍したホルヘ・マルティンが違うメーカーで連覇を達成するのか、2025年シーズンから目が離せない。
公開日:2025.02.06
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