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「東大式 大腰筋ウォーキング」とは?

健康寿命をウォーキングで伸ばそう

桐生祥秀選手の100m9秒台の記録や400mリレーチームの活躍など、近年の陸上短距離界の躍進に注目している人も少なくないでしょうね。そんなトップアスリートの活躍の基礎となっているものが、実はあなたの日常生活の改善にも役立つ可能性があるとしたら…。

陸上短距離の走り方は変遷を遂げてきました。1970年から90年代にかけての大腿四頭筋を使って足を高く上げる走法から、1990年から2000年代にかけてのもも裏の筋肉(ハムストリングス)を鍛え、スムーズに足が前へ出る走法へ、さらには2000年以降の大腰筋など「ボディ・インナーマッスル」を強く意識した走り方へと、進化を遂げてきたのです。この流れが、超高齢社会を迎えた日本において、健康寿命を延ばそうという試みにも生かされてくる--それが「東大式 大腰筋ウォーキング」なのです。

「なんば歩き」をトレーニング

健康増進や運動不足解消のためにウォーキングに取り組んでいる人は多いと思います。1日1万歩が目安、と歩数を意識したことも言われてきました。ただ、それに異を唱える意見も存在しています。運動の量ではなく、大事なのは質である、と。

正しい姿勢をまず意識し、右手・右脚と左手・左脚が同時に前へ出る「なんば歩き」をトレーニング。これを腕の動きを左右逆にすることで実現する「大腰筋ウォーキング」。脚を腰(大転子)ではなく、みぞおちから出るように歩くことが新鮮です。これができるようになれば、脚の筋肉に負担をかけることなく、長い距離でも変わらず歩き続けることが可能となります。

第一印象がグッと良くなる

この「大腰筋ウォーキング」を続けることで、運動による体質の改善とともに、加齢による体力の低下にも歯止めがかけられます。さらに、スマートフォンの普及などもあって姿勢が悪くなり、不眠症やうつ病など様々な問題が引き起こされている現代社会において、「大腰筋ウォーキング」による姿勢の改善は大きな効果を発揮するでしょう。何より、姿勢が良くなることによる第一印象が良くなることは言うまでもありません。

やみくもにウォーキングを行うのではなく、正しい歩き方を身につけることで効率的に効果に結びつける。今後はそうした取り組みが重要になっていく気がします。寿命が延びていっている現代社会、加齢による運動器の障害や運動器機能不全により寝たきりになるリスクも伴っています。正しいウォーキングによって1日も長く、健康で自立した人生を送りたいものですね。