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ほとんどの人が間違えているヘッドスピードの上げ方とは!?【自己最速のヘッドスピードを叩き出すスイングの最終法則/安藤秀】

Text:安藤秀

ヘッドスピードの上げ方をほとんどの人が間違えている

ヘッドスピードを上げることは、ゴルファー共通の夢でしょう。その一番の理由は、ヘッドスピードが上がればおのずとショットの飛距離が伸びるからです。そこで、多くのゴルファーがヘッドスピード計測器などを活用して、速度アップを目指して練習に励んでいます。

ところが、努力の割にはヘッドスピードが簡単には上がらないのがわかって、愕然としたことがありませんか?ロングドライブには謎めいたところがあって、筋骨隆々のゴルファーよりあまり運動が得意そうではないゴルファーのほうが飛距離が出たり、腕相撲をやっても絶対に勝てないと思われる女性のほうが男性より飛距離が出ているということがしばしば起こります。

そのようなつかみどころのないショットの飛距離に対して科学の力が解明したのが、ヘッドスピードという指標です。最新のスイング解析器などの科学の力によって多少の誤差はあっても、インパクトエリアのヘッドスピードが速いほうが飛距離は出るという目安ができ上がったのです。

「ボールを強く叩く」はヘッドスピードアップにつながらない

ただしヘッドスピードを計測してみると、どういう振り方をしたほうがヘッドスピードは上がるのかという疑問はむしろ大きくなります。その理由はヘッドスピードを上げる明確な方法はどこにもなくて、ヘッドスピードアップに関する情報は、依然として「速い人は生まれつき速い」的な領域を越えないからです。

そのため多くのゴルファーはなんの確証もなく、「こうすればヘッドスピードが上がるのではないか」という独自の推測を頼りに練習を続けています。これらのゴルファーは、すべてといっていいほどインパクト時のヘッドスピードを上げるために、とにかくボールを強く叩こうと考えています。

しかし、インパクト時にボールを強く叩こうとすればするほどヘッドスピードは上がりませんし、場合によっては低下してしまうことさえ起こります。実はインパクトエリアのヘッドスピードを上げるには、インパクトエリアよりも他の部分のスピードを意識したほうが上がりやすいのです。

多くのゴルファーが経験することですが、ヘッドスピードを上げようとして計測しながら練習していると、自分では今のスイングのヘッドスピードは速くなかったと思ったスイングのほうが、計測器ではヘッドスピードが速いという表示が出るということがしばしば起こります。ここからわかりますように、一般のゴルファーがヘッドスピードを上げようとして練習しても上がらない理由は、ヘッドスピードの上げ方が違っているということに尽きると思うのです。もう一度、自分のスイングを見直しながらこれから練習していきましょう。

【書誌情報】
『自己最速のヘッドスピードを叩き出すスイングの最終法則 筑波大学博士の飛ばし最強の教科書』
著者:/安藤秀 (筑波大学博士)

ゴルフでドライバーショットの飛距離が出る人たちの共通点は「ヘッドスピードが速い」ということ。そのため、ヘッドスピードを上げようと力にまかせてクラブを振っても、ヘッドスピードは思うようには上がらないことは多くのゴルファーが実感していることでしょう。 その理由は、ヘッドスピードの上げ方が間違っているということ。筋力や腕力がヘッドスピードを上げる決め手ではないのです。 この本では、ヘッドスピードを上げる重要な4つのポイントを明かします。具体的には、ダウンスイングの体の回転のタメ、ダウンスイングの腕の動きのタメ、フォロースルーのコック動作、フィニッシュの体幹部の逆ネジレのこと。 これらのポイントを写真を使いわかりやすく解説。さらに、ヘッドスピードのアップにつながる即効ドリルも数多く紹介。つらい筋力トレーニングではなく、ヘッドスピードを上げる4ポイントが身につく、クラブを使った練習法が数多く載っています。