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飛距離UPに重要な体幹の強いネジレとは!?【自己最速のヘッドスピードを叩き出すスイングの最終法則/安藤秀】

Text:安藤秀

上体と下半身の回転の「角度差」で体幹に強いネジレを感じよう

ヘッドスピードを上げるには「体幹のネジレ」がもっとも重要です。両脚と両腕のコンビネーションを考えて体を効率よく動かすことで、背筋や腹ふく斜しゃ筋きんなどの体幹部に強いネジレが生まれ、クラブヘッドが加速します。

体幹をスイング中に効率よく使うには、肩と腰の動きが正しくなければなりません。そこで体幹に焦点を絞り、スイング中の体の動かし方のポイントを整理しましょう。

まずバックスイングの回転は、左肩からの動きでスタートします。そして、肩の回転を右脚内側の筋肉で受け止めることで右モモにネジレが発生します。


右ヒザや右モモの内側に張りを感じられたら、右モモがネジレている証拠です。この際に左ヒザを右ヒザの方向に寄せないようにすると、体幹にもネジレが生じます。

上半身、とくに肩がバックスイング方向に回転しますが、腰は積極的には回転しないようにすることで肩と腰の回転角度に差ができ、トップオブスイングのポジションで肩と腰の中間にある体幹に強いネジレが発生します。


切り返しでは両肩を置き去りにして腰を先に回す

ただし、トップオブスイングで肩を十分に回転できないゴルファーは、多少下半身を動かしてでも肩をバックスイング方向に90度回転させましょう。


下半身の動きは個人差がありますが、体が柔軟な人は腰を50度くらいに止めておいて、体が硬い人なら腰を60~70度くらい回しても構いません。重要なのは、肩のほうが腰よりも深く回転し、90度くらいまで回ることです。

ダウンスイングの始動時は左脚が左腰を動かして、その力で上半身を回転させます。両肩が腰の回転に置いていかれる形となるため、切り返しのポジションでの体幹のネジレはさらに強くなるのです。


【書誌情報】
『自己最速のヘッドスピードを叩き出すスイングの最終法則 筑波大学博士の飛ばし最強の教科書』
著者:/安藤秀 (筑波大学博士)

ゴルフでドライバーショットの飛距離が出る人たちの共通点は「ヘッドスピードが速い」ということ。そのため、ヘッドスピードを上げようと力にまかせてクラブを振っても、ヘッドスピードは思うようには上がらないことは多くのゴルファーが実感していることでしょう。 その理由は、ヘッドスピードの上げ方が間違っているということ。筋力や腕力がヘッドスピードを上げる決め手ではないのです。 この本では、ヘッドスピードを上げる重要な4つのポイントを明かします。具体的には、ダウンスイングの体の回転のタメ、ダウンスイングの腕の動きのタメ、フォロースルーのコック動作、フィニッシュの体幹部の逆ネジレのこと。 これらのポイントを写真を使いわかりやすく解説。さらに、ヘッドスピードのアップにつながる即効ドリルも数多く紹介。つらい筋力トレーニングではなく、ヘッドスピードを上げる4ポイントが身につく、クラブを使った練習法が数多く載っています。

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