フォロースルーのコック動作を
マスターする即効ドリル
ヘッドスピードを上げるには、インパクト以降でクラブヘッドを一気に加速させる意識が欠かせません。その原動力となるのが「フォロースルーのコック動作」です。マスター練習法は次の2つです。
1・L字スイング練習
このスイングではトップオブスイングのポジションで、クラブシャフトが垂直でかつ左腕が地面に対して平行になり、左腕とクラブシャフトでアルファベットのLの字を作ります。
そして、フィニッシュでも右腕とクラブシャフトがL字となるように、左右対称形にスイングしましょう。このフィニッシュでは左腰の回転で左腕を目標に放り出し、同時に右肩を残したままで右手の人差し指を通してクラブシャフトを立てます。
2・三角スイング練習
フォロースルーでL字を作った後、フィニッシュ時にクラブシャフトと左腕が左肩の上で三角形を作ります。
この三角形は直角二等辺三角形になるのが望ましく、そのためには右手首のコック動作に続いて、右ヒジのたたみによるリフトアップ動作がスムーズに行わなければなりません。
コック動作の遅れにより、上腕が上がったフィニッシュや右ヒジが上手く曲げられないフィニッシュはNGです。
L字スイング練習と三角スイング練習をそれぞれ別に行っても構いませんが、2つの動きは連動しているので、並行して行えばヘッドスピードの向上を体感しやすいでしょう。
【書誌情報】
『自己最速のヘッドスピードを叩き出すスイングの最終法則 筑波大学博士の飛ばし最強の教科書』
著者:/安藤秀 (筑波大学博士)
ゴルフでドライバーショットの飛距離が出る人たちの共通点は「ヘッドスピードが速い」ということ。そのため、ヘッドスピードを上げようと力にまかせてクラブを振っても、ヘッドスピードは思うようには上がらないことは多くのゴルファーが実感していることでしょう。 その理由は、ヘッドスピードの上げ方が間違っているということ。筋力や腕力がヘッドスピードを上げる決め手ではないのです。 この本では、ヘッドスピードを上げる重要な4つのポイントを明かします。具体的には、ダウンスイングの体の回転のタメ、ダウンスイングの腕の動きのタメ、フォロースルーのコック動作、フィニッシュの体幹部の逆ネジレのこと。 これらのポイントを写真を使いわかりやすく解説。さらに、ヘッドスピードのアップにつながる即効ドリルも数多く紹介。つらい筋力トレーニングではなく、ヘッドスピードを上げる4ポイントが身につく、クラブを使った練習法が数多く載っています。
公開日:2021.02.19