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骨粗鬆症ってどういう病気?

骨がもろく、弱くなって、ちょっとしたことで骨折してしまいそうな状態

男性の骨量は女性より多いこともあり、加齢とともに減っていっても、骨粗鬆症の状態になってしまう人はそれほど多くはありません。

骨粗鬆症の「鬆」は「す」とも読みます。

大根の中に小さな穴があいてスカスカになっている状態をいう、「すが入っている」の「す」です。

骨粗鬆症とは、骨の中が「す」が入ったようにスカスカになり、もろくなる病気。

転んだだけで大腿骨が折れたり、手 をついただけで手首の骨が折れたりします。

骨折しやすいかどうかは骨密度(骨の強さの指標)を調べればわかります。

検査方法には、X線を使って背骨(腰椎)や大腿骨の骨密度を測るDXA(デキサ)法や、かかとの骨に超音波をあてて測定する方法などがあります。

骨折したことがない人の場合、骨密度が若い人の平均値(YAM※)の70%未満を骨粗鬆症、70%以上80%未満を骨量減少と診断します。※ YAM:Young Adult Mean の頭文字。若年成人平均値。

ちょっとしたことで骨折したことがある人や、骨の強さに影響する病気がある人などは、詳しく調べて個別に診断します。

【書誌情報】
『1日1分!!一生歩ける骨づくり』
監修:林泰史
(原宿リハビリテーション病院 名誉教授)

誰もが一生、若々しく元気に過ごしたいと思っています。そのためには、骨の健康を最優先で考えてみるのもよいかもしれません。スカスカの骨では、転倒、骨折、寝たきりを招いたり、いつのまにか骨折で、背中や腰が丸くなってしまうことも。骨を強くするためには、「1分の骨刺激と1杯のホットミルク」を取り入れましょう。すると骨から若返りホルモンが出て、いろいろな病気の予防に役立ち、お肌も若返る。毎日が活動的になり、元気に過ごせばまた骨が刺激されるという嬉しいサイクルが生まれます。この本で骨の大切さを知り、一生折れない、一生歩ける若々しさを手に入れましょう!