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「胸を張って、背筋が伸びていること」ではない正しい立位姿勢の条件とは!?【廣戸聡一ブレインノート】

Text:廣戸聡一

自然体で立つということ

●「安定して息が吸えること」が条件
すべての動きの基本は立つことです。正しい立位姿勢は「胸を張って、背筋が伸びている」ことではなく、「安定して息が吸えること」が条件となります。これらを満たす最小緊張の中で、必要以上のことは脱力しつつも、リラックスしすぎないということがポイントです。

これは、「電源を入れてランプがついているが、まだパソコンを開いていない状態」と同じで、次の動作にスムーズに移れる姿勢のこと。この状態を「自然体」と言います。自然体でいるかどうかは、深呼吸によってわかります。

大きく息を吸って吐く、ただそれだけの深呼吸ですが、これを正しく行えることと、正しい立位姿勢は直結しています。身体に適度にテンションがかかり、無駄な力が抜けていないと、身体全体で息をすることは難しくなります。正しく立てていれば理想的な深呼吸ができ、逆に言えばしっかりと深呼吸ができているということは、正しく立てているということなのです。


まず、両脚の間を指二本分開けて立ちます。このとき重要なのは土踏まずが地面に対して水平に、伏せられたような状態になっているかどうか、その上に足や身体が乗り、重心が落ちていて、土踏まずで地面を感じ取れているかどうかです。次に骨盤にある平らな骨、仙骨が地面に対して垂直になるイメージにします。さらに、肩甲骨も地面に対して常に垂直なイメージにすることがポイントです。

【書誌情報】
『廣戸聡一 ブレインノート 脳と骨格で解く人体理論大全』
著者:廣戸聡一

「本来の自分の身体の動きと理屈を知り、身体だけでなく精神的な部分との兼ね合いの中で、“いかにして昨日の自分を超えるか”という壮大なテーマを、人体理論の大家であり、日本スポーツ・武道界の救世主と呼ぶに相応しい、廣戸聡一が、自身の経験と頭脳のすべてを注ぎ込んで著す最強最高の身体理論バイブル。四半世紀でのべ500,000人の臨床施術により、多くのトップアスリート、チーム、指導者、ドクターとの関わりの中で行き着いたトレーニング&コンディショニング理論の集大成、ここに完成。オリンピック競技を含む全52種目を個別にも論及、紐解いた、すべてのアスリート、指導者、スポーツファン必携の書!

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