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とった栄養がムダになる食べ合わせに注意が必要なワケとは!?【栄養素の話】

Text:牧野直子

栄養の吸収率は食べ合わせで変わる

健康のためにどれだけ食べても、とった栄養がすべて吸収されるわけではありません。食材同士の組み合わせや、そのときの健康状態によって、栄養の吸収率は大きく変わってきます。

「カルシウム」を例にとって説明しましょう。骨や歯のもとになるカルシウムは、体に吸収されにくい栄養素です。そのため、カルシウムの吸収を助けてくれる別の栄養素や成分と一緒にとることがすすめられています。

例えば「ビタミンD」。ビタミンDは魚介類や卵に多く含まれており、これらの食材と組み合わせることでカルシウムの吸収をよくすることができます。

また、酢やレモンに含まれる「酢酸」や「クエン酸」にも、カルシウムの吸収を助ける働きがあります。

「かつお節をかけた冷奴」や「イワシの南蛮漬け」は、カルシウムを含む食材(豆腐・イワシ)に、その吸収を高める食材(ビタミンDを含むかつお節・酢酸を含む酢)を組み合わせた、とても理に適った食べ方といえるでしょう。

逆に加工食品に添加されることの多い「リン」は、カルシウムの吸収を妨げるため、一緒にとることを避けたい栄養素です

以上のような食べ合わせに加え、胃腸の健康状態にも気配りを。暴飲暴食を控えたり、腸内環境を整えたりしておくことも、栄養をムダなく吸収するために大切なことです。

【書誌情報】
『眠れなくなるほど面白い 図解 栄養素の話』
著:牧野直子

シリーズ累計発行部数130万部突破の人気シリーズより、「栄養素」についてフォーカスした一冊。一口に栄養素といっても、その種類や働きは様々なものがあります。また、世間の栄養素に対する考え方として、何となく取らないといけないことは知っている、でもよくわからないし、自分も家族も気にしてないけど、病気になってないから別に栄養なんてどうでもいい、という人は多いと思います。しかし、年齢を追うごとに病院に行ってもよくわからない原因不明の不調などが出てきて、それが栄養不足や栄養過多から来ている、という事実は意外と知られていません。そして、薬では直せないものは栄養不足を解消する事で改善できる、という事が多々あります。そんな絶対に知っておくべき栄養の話を図解、イラストでわかりやすく紹介します。