100切り、90切りに一番大事なスイングリズムの作り方
皆さんも大勢の人の前で話をする時など、緊張して交感神経のトーンが高まるような場面で「息が詰まる」経験をしたことがあるのではないかと思います。これはスポーツでも同様に緊張すると息を詰めてしまいがちで、それにより身体が固まって運動がぎこちなくなります。ゴルフ経験の長い人は徐々に普段通りに動けるようになっていきますが、緊張しやすい人、大人になってからゴルフを始めた人はいつまで経っても息を詰めてしまい、上達の妨げになっていることが往々にしてあります。
●息が詰まったアドレス
●息が詰まったバックスイング
息を詰めてしまうことは、テニスなどのリアクションスポーツでは習熟とともに自然となくなっていきますが、ゴルフのように止まっているボールに対して自らが動くスポーツではベテランゴルファーでさえも息を詰める状況になってしまうことがよくあります。
その典型的な例が “リズムが速くなってしまう”ことで、そうなるとゆったりとバックスイングが上げられなくなります。力を強く発揮する時には、体の圧力を高めないといけないので、息を止める瞬間はあります。インパクトの瞬間は誰もが自然と止めています。しかしただの予備動作であるバックスイングですでに息を詰めてしまっていてはスイングの流れを上手く作れません。
バックスイングで力んでしまう人、リズムやテンポが速くなってしまう人に、とっておきの対策をお伝えしましょう。それは「息を吐きながら」バックスイングをすることです。ハーっと思いきり吐く必要はありません。フーっと静かに息を吐きながらバックスイングをするといつも同じタイミングで同じ位置まで上げられるようになります。
この呼吸法でスイングリズムをゆったりと取る感覚が急につかめるようになった人がたくさんいます。とても効果的で即効性があるので、ぜひ試してみて下さい。
●リラックスしたアドレス
●リラックスしたテークバック