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ジャスティン・トーマスのように飛ばせる、左足の使い方とは!?【大人のやり直しゴルフ学/高野裕正】

体重をスムーズに左に乗せる方法

昔からよく言われるゴルフの格言に「左足一本で立てるくらいのフィニッシュを取る」というものがあります。逆に言えば、それだけ右に体重が残ってしまうゴルファーが多いということでしょう。年齢が高くなり、身体が硬くなったゴルファーも右足体重になる傾向が強いようです。

大人になってからゴルフを始めた人は「頭を動かさず、ボールをよく見ろ」と教えられます。また、左への体重移動を意識すると、今度は動きすぎてしまい「左の壁をつくれ」と言われます。その結果、左足を地面につけておかないといけないと思ってしまい、左に乗り切れなくなっている人が多いです。

●右足体重のフィニッシュ


●右足体重の足元のアップ


そんなゴルファーでもインパクトからフィニッシュにかけて体重をスムーズに左に乗せる方法があります。それは、ジャスティン・トーマス選手のように左足裏の内側をめくるようにしてクラブを振り抜くことです。インパクト以降もベタ足に見えるツアー選手でも、靴で隠れているだけで、左足はびっくりするくらい外側のエッジと踵に体重を乗せてフィニッシュしています。

身体を左に回しながら左足一本で立てるくらいのフィニッシュを取るには、左足の内側をめくり外側のエッジに体重をかけないと、実は安定して立っていることができません。ただし、頭も一緒に左に動いてしまうのはNGです。上半身は右側で振るイメージで、下半身を思いきり左足外側に踏み込めば、インパクトでボールをしっかり叩けるようになります。

身長178㎝とそれほど大きくない体型ながらドライバーの平均飛距離312.5ヤード(8位:2020年PGAツアーデータ)と飛ぶジャスティン・トーマスの左足をめくるフィニッシュは、インパクトで球を押す動きにもつながり、飛距離が出ます。ぜひ一度試してみてください。

●左足にのったフィニッシュめくれている左足のアップ


●めくれている左足のアップ


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