素振りをする時は回数より内容にこだわるべき理由とは!?【少年野球 監督が使いたい選手がやっている! デキるプレイ56】

素振りをするときは内容にこだわろう

【どうして?】
→ 試合で生きたボールを打てるようになるから

打撃練習の基本で、家でもできるのが「素振り」。「毎日、100回やっています!」……。素振りはつい、その回数で練習をした気になってしまう。回数も大切だが内容にもこだわろう。
まずは「正しいスイング」。バックスイング→ミート→フォロースルーと、正しい体重移動で、バットに体重を乗せるイメージでしっかり振り切る。これに加えて、「コースを意識したスイング」をしたい。
ただ100回振るよりも、「内角高めを10回」「外角低めを10回」といったように、実際のコースをイメージして振るのだ。
「コースを意識して」「正しい体重移動で」スイングすることで、素振りは効果的な練習になる。実戦では、当てることを優先してボールを迎えに行かず、自分のスイングでバットを振り抜くことを心掛けよう。
【監督からのひと言】
昔は「木の葉っぱを打て」なんて言われたよ。ボールをイメージした目標を設定して振れ、ということだね
出典:『少年野球 監督が使いたい選手がやっている! デキるプレイ56』監修/江藤省三
【書誌情報】
『少年野球 監督が使いたい選手がやっている! デキるプレイ56』
監修:江藤省三
少年野球の監督がレギュラーにしたい子供は大きく2つにタイプに分かれます。
・野球の技術、運動能力に優れている子
・野球のプレイに精通している子
野球は「投げる、打つ、走る」の能力が問われるスポーツで、これに優れた子供がレギュラー選手になる面が大きい。これが「野球の技術、運動能力に優れている子」です。
しかし、数多くあるいわゆる「野球技術向上本」は読んだところですぐには上手くならないのが現実。では、多くの“普通の子”にとって、何がレギュラーと補欠を分けるのか?それがもう一つの「野球に精通している子」かどうかという事です。
ルールを知らないのはそれ以前の問題ですが、監督は「ルールより少しだけ上のセオリーのプレイを知っている子」をレギュラー選手に使いたくなるものです。これに技術は必要なく「知っているか?知らないか?」の差でしかありません。
野球にはこのようなプレイが数多くあります。これができるかどうかで監督の評価は大きく変わってきます。
本書はその「知ればすぐにできる野球のセオリー」を集めました。これが出来るようになれば「明日から監督が使いたくなる選手」になれる1冊です。
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