「陰性・間性・陽性」自分の体質にあった食材選びをする
人に体質があるように、食品にも陰・陽の性質があります。陰性食品には「南方産」、「水分が多くやわらかい」などの特徴があり、陽性食品は「北方産」、「水分が少なく固い」、「暖色系」などの特徴があります。現代の日本人は平均体温が35度台と、陰性体質の人が多いため、陽性食品を積極的にとり、体温を上げる必要があるといえます。
体を温める間~陽性食品
●赤、黒、オレンジなどの暖色系
かぼちゃ、りんご、あずき、黒豆、卵、いちじく、海藻類、チーズ、黒砂糖、パプリカ
●水分が少なく固いもの
黒パン、佃煮、漬物、そば
●調味料
みそ、しょうゆ、ごま油、本みりん、唐辛子、塩、はちみつ
●根菜類
玉ねぎ、しょうが、にんにく、にんじん、じゃがいも、山いも、ごぼう、れんこん、かぶ、大根、ビーツ、ねぎ
●その他野菜
しゅんぎく、にんにくの芽、しそ、スプラウト系
●動物性食品
羊肉、牛肉、鶏肉、豚肉、さけ、さば、かつお、まぐろ、明太子、その他魚、その他魚介類
●飲料
紅茶、ほうじ茶、りんごとにんじんのジュース、黒ビール、赤ワイン、日本酒熱かん、ホットココア
●その他食品
梅干、納豆、豆腐、ごま、こんにゃく、ココナッツ、カカオ、ゴジベリー、スパイス各種
体を冷やす陰性食品
●南方産
バナナ、パイナップル、レモン、メロン、スイカ
●白、緑、紫などの寒色系
小麦、枝豆、レタス、セロリ
●水分が多くやわらかいもの
白パン、バター、きのこ類
●調味料
酢、マヨネーズ、油
●夏野菜
きゅうり、トマト、なす、ゴーヤ、ピーマン、水菜
●飲料
コーヒー、緑茶、水、清涼飲料水、牛乳、ビール、白ワイン
【書誌情報】
『図解 カラダを温める食べ物』
著者:石原結實 医学博士/イシハラクリニック院長
レシピ/料理:藤沢セリカ
近年、低体温が病気を招く原因となり、体温が上がると不調が改善=健康になるといわれている。医師である著者が、身体を温める30種以上の食材をクローズアップし、食材ごとの成分や効能、また、調理法や切り方・保存法・食べ合せによる最適な摂り方を紹介、解説する。
公開日:2021.07.05